半導体株に資金が集中すると、その分どこかから資金が抜ける。
その「抜けた先」に高配当株が混じっていれば、業績は何も悪くないのに利回りだけが市場の都合で跳ね上がる。
だから俺は今、半導体には1円も使わず、ボーナスで高配当株を買い増した。
キオクシアが日本一になった裏で、高配当株の利回りが上がる構造
キオクシアの株価が急騰し、時価総額で日本トップ級に浮上したというニュースを見た人は多いと思う。
半導体・AI関連に世界中の投資資金が向かっているのが、今の市場の空気だ。
正直、SNSのタイムラインも半導体の話で埋まっていて、見ているだけで少し落ち着かない気持ちになった日もある。
ただ、資金が一方向に集中するということは、必ず「資金が抜けるセクター」が生まれるということでもある。
そこで俺が見ているのは、半導体ではなく、その逆側で売られている高配当株だ。
会社の業績は何も悪くない。それでも市場全体の資金移動によって株価だけが下がり、結果的に利回りが上がる瞬間がある。これは投資本にもあまり書かれていない、市場のクセみたいなものだ。
過去にもこのパターンは何度も繰り返されている。コロナショックのときも、関税ショックのときも、市場全体が売られる中で、高配当株の利回りだけが一時的に膨らんだ。
つまり今回のキオクシア祭りも、俺にとっては「高配当株が割安に見えるタイミングが来たかどうか」を確認する材料の一つに過ぎない。
「市場原因の暴落は買う。会社原因の暴落は買わない」という俺のルール
半導体祭りのようなニュースを見て焦る必要はない。
俺が見ているのは、その下落が「市場全体の資金移動」が原因か、「会社の業績悪化」が原因か、この一点だけだ。
会社が原因の下落は、また下がる可能性を否定できない。だから俺は買わない。
一方、市場が原因の下落は、いずれ資金が戻ってくる前提で買い増す対象になる。
正直、こうやって自分の中でルールを決めておかないと、ニュースを見るたびに気持ちが揺れて、冷静な判断ができなくなる。
Q.
市場原因か会社原因かって、具体的にどうやって見分けてるんですか?
A.
ニュースの見出しだけで判断せず、決算発表や業績修正が直接の理由になっていないかを必ず確認している。ただ、判断フローの細かい部分は、ここでは書ききれないボリュームになる。
正直に言うと、このルールに何度救われてきたかは数えきれない。逆に、このルールが裏目に出た「唯一の例外」も俺の保有銘柄の中にある。
その判断フローと、実際にどの銘柄でルールが効いて、どの銘柄で裏目に出たのか。ここはブログには書かない。
ボーナスで買ったのは半導体じゃなく、半年追い続けたショーボンドHD
今回ボーナスが入ったタイミングで、俺は半導体には触れず、半年間ずっと追い続けていたショーボンドHD(1414)を買った。
橋やトンネルの補修を専業とする会社で、増配を長く続けている銘柄だ。
儲かるかもしれない。でも弱小電気工事士の俺には、半導体の波に乗りこなす技術も時間もない。
だから、自分のフィルターを通して選び続けてきた銘柄を、地道に買い増す。それが俺のやり方だ。
自己資本比率の高さと、何年も続いている増配の実績を見れば、半導体のような勢いはなくても安心して持っていられる銘柄だと判断した。
半導体に手を出していたら、株価のニュースを見るたびに気持ちが上下していたかもしれない。今は配当株中心だから、半導体祭りを横目で見ながらも、普段と同じ気持ちで相場と向き合えている。
正直、新入社員の頃からもっと本腰を入れて運用していれば、と今でも思うことがある。本当に動き始めたのは、息子が生まれたタイミングだった。
そのときの後悔と、関税ショックで救われた経験、そして唯一の減配を経験した銘柄の話は、ここでは書かない。
銘柄選びの土台にしているフィルターについては、こちらでも詳しく書いている。



まとめ|半導体が祭りになっている今だからこそ、高配当株を見る
✅ 資金が一方向に集中すれば、必ず資金が抜けるセクターが生まれる
✅ 「市場原因の下落」と「会社原因の下落」を切り分けて考える
✅ 派手さはないが、自分のルールで淡々と買い増す手法もアリ
半導体株で資産を何倍にもしている人を否定する気はない。
ただ、ギャンブル性のある投資と同じくらい、分析できる高配当投資という選択肢があってもいいと俺は思っている。
俺がここに至るまでの判断軸の積み重ねは、1本の記事だけでは正直伝えきれない。
焦って流行りに乗るより、自分のペースで判断を積み重ねていく方が、結局は気持ちよく相場と付き合えると俺は思っている。次にどこかのセクターが祭りになったときも、たぶん俺は同じように、逆側の高配当株を見ているはずだ。
俺が高配当株を買うときに使っている証券口座はこちら。
【免責事項】本記事は情報提供を目的としており、特定の投資・金融商品・サービスへの勧誘を目的としたものではありません。投資にはリスクが伴います。最終的な判断はご自身の責任でお願いします。また、記事内の情報は執筆時点のものであり、将来の結果を保証するものではありません。




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