一条工務店の外構電気、最初の設計を電気屋施主が全部直した話

マイホームとローン

一条工務店で家を建てる時、外構の電気設計は「ハウスメーカーが全部ちゃんとやってくれる」と思っていた。でも実際に図面を見た瞬間、その期待は呆れに変わった。

この記事では、電気工事士の俺が自分の家の外構電気図面を見て何を感じ、どう修正したかをそのまま書く。これから一条工務店で建てる人、外構打ち合わせ中の人に特に読んでほしい。

結論から言う。ハウスメーカーの電気図面は、プロが確認してから持ってくるとは限らない。自分で脳内シミュレーションして、直させるしかない。

最初の図面を見た瞬間、呆れた

打ち合わせの場で外構電気の図面を広げた時、最初に出てきた感情は怒りじゃなかった。

呆れだった。

お金払って、時間使って、これ? ここに住む前提で作ってないやろ、この図面。

DV線とCVTケーブルが庭を横切って家に引き込まれる設計になっていた。つまり、庭の上空を太いケーブルが走る。

しかも電力量計が庭のど真ん中に置かれていた。

「最近はBluetoothで電力会社に情報を飛ばせるので、どこに置いても大丈夫なんです」と担当者は言った。でも、それは庭に置く理由にはならない。

担当者に「これ、おかしくないですか」と伝えると、返ってきた言葉がこれだ。

「そうですよね、これおかしいですよね」

気づいてたなら最初から修正したやつを持ってこい。すんなり受け入れてくれたのはありがたかった。でもその瞬間に確信した。設計屋が作ったものを、確認せずにそのまま持ってきただけだ、と。

今からが長くなるな、と思った。


電気工事士が「まずやること」:デッドゾーンを探す

どんな家の外構にも、必ず「デッドゾーン」が存在する。間取りや敷地の形状上、人が立ち止まれない・遊べない・活用できないエリアのことだ。

ウチの場合、それは北側と西側だった。

✅ 北側:道路に面していて幅が狭く、人が遊ぶのも困難なエリア

✅ 西側:人がすれ違えるかどうかの通路幅しかない通り道

だったら、幹線も電力量計もそこに置けばいい。シンプルな話だ。

庭を横切るDV線・CVTケーブルは消え、電力量計は北側の壁沿いに収まった。庭は庭として、まるごと使えるスペースになった。

🐾 デッドゾーン活用って、犬的にも大正解やで。走るとこ広くなったもん。

一条工務店の家づくり全体の話は、こちらの記事にまとめている。

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知れなかった気づき:ハウスメーカーの電気図面は「確認済み」ではない

これが一番伝えたいことだ。

一条工務店に限らず、ハウスメーカーの外構電気図面は「設計屋が作ったものをそのまま持ってくる」ケースがある。担当者が電気の専門知識を持って確認しているわけではない。「プロが作ったんだから正しい」は、外構電気に関しては通用しない。

⚠️ 俺が「どこに・何を・どんな言葉で」修正を依頼したか。担当者とのやりとりの全貌と、図面を描き直した判断フローは、noteに全部置いてある。

電気工事士だから直せたんでしょ、と思う人もいるかもしれない。でも違う。知識より先に必要なのは「判断の軸」だ。

その軸さえあれば、電気の専門知識がなくても同じことができる。俺が使った判断フローをnoteで全公開している。

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修正後の庭はこうなった

ドッグランと、庭の真ん中にみかんの木。

こっちゃんが走り回って、息子が大きくなったら一緒に駆け回る庭。上を見上げてもケーブルは一本もない。電力量計は北側の壁にひっそり収まっていて、庭から見えない。

図面を直したあの日が、一番「家を建てて良かった」と思えた瞬間かもしれない。完成した日よりも。

外構以外にも、電気工事士として「直した」設計はいくつかある。照明のスイッチ計画も、壁掛けテレビの配管も、全部同じ考え方で動いた。


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80年住む家の図面を「今日だけの目線」で見てはいけない

俺が図面を見る時に意識したのは、1つだけだ。

「10年後・20年後、ここにこれがあったらどうなるか」
子どもが走り回る。犬が庭で遊ぶ。老後にゆっくり庭に出る。そのどのシーンにも、頭上のケーブルや庭の電力量計は邪魔になる。

80年・100年住む家の図面を、納品された当日だけの目線で見てはいけない。これがすべての土台だ。

Q.

一条工務店じゃなくても同じことが言えますか?

A.

言える。むしろ他のハウスメーカーでも全く同じ構造だ。設計屋が作った図面を担当者が確認せずに持ってくるケースは珍しくない。一条だから、ではなく「大手だから大丈夫」という思い込みを捨てることが先決。


まとめ:電気図面は自分で脳内シミュレーションする

✅ ハウスメーカーの外構電気図面は「確認済み」ではないケースがある

✅ デッドゾーン(使えないエリア)を先に特定して、そこに幹線・電力量計を集める

✅ 「10年後・20年後この家でどう使うか」を軸に図面を見る

✅ おかしいと思ったら遠慮せず修正依頼。担当者はすんなり受け入れる

俺が図面をほぼ描き直した判断フロー、担当者への具体的な伝え方、デッドゾーンの見つけ方の手順、全部をnoteにまとめた。子供が寝てる深夜に30分読むだけで、俺が1年かけて気づいたことが全部スキップできる。価格は2,980円だ。

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