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「高配当株、結局どこを見て選べばいいの?」
俺は利回りの前にホワイト企業かどうかを見て、そのあと決算書の数字を決まった順番で通す。この記事で、その基準の中身を数字ごと全部出す。
10年近く現場で薄給に耐えながら自分の頭だけで作ってきたフィルターなので、教科書には載ってない部分もある。実例としてシステナ(2317)を使って見ていく。

ホワイト企業を先に見る理由
企業は法人格を持った建物にすぎない。売上を作って利益を出してるのは、そこで働く「人」だ。
だから俺は高配当株を探す前に、まず「ホワイト企業 上場企業」で検索するのを入口にしてる。今回、その入口で引っかかったのがシステナだった。
正直、聞いたことがない会社だった。Xのタイムラインをダラダラ見てたら、なぜかその名前が目に入ってきた。

利回りと株価、今の数字はこうなってる
2026年7月時点、システナの予想配当利回りは4%台まで上がってきている(IRBank調べ)。
俺がこの銘柄に気づいた頃は利回り3.5%だったから、そこからさらに条件がよくなってる。ここでまず「高配当株」のラインに乗る。
ただ、ここで終わってはいけない。利回りが高いだけの銘柄には、何かしらの理由がある場合が多いからだ。
俺が決算書で通すフィルター、実際の基準値
利回りで弾かれなかったら、決算書の中身を一個ずつ見ていく。ここが今まで出し惜しんでた部分だが、全部出す。

✅ 1|自己資本比率
理想は80%以上。ここは正直に言うと、俺の中の「安心できる会社」の物差しがそこにある。ただIT系のサービス業は借入をあまり使わない代わりに、内部留保で全部賄う分、80%に届かなくても60%台後半あれば及第点、というのが現場感覚だ。システナはIRBank調べで株主資本比率64.85%。理想には届いてないが、この業種なら許容範囲だと俺は判断した。
✅ 2|配当性向
ここは正直に言う。俺には「何%を超えたらNG」という明確な線引きはない。数字を見て「高いな」と感じるかどうかの感覚判断に近い。ただし方向だけは必ず見る。システナの配当性向はIRBank調べで2024年3月期53.6%→2025年3月期51.8%→2026年3月期44.2%と、じわじわ下がってきている。無理して配当を出してるんじゃなく、利益成長のスピードに配当が追いついてない側の下落だから、俺はここをプラス材料として見た。
✅ 有利子負債比率(返す力があるか)
✅ フリーキャッシュフロー(余剰のお金が増えてるか)
✅ 営業利益率(薄利多売じゃないか)
この3つは単体の数字より「業績予想が上方修正され続けてるか」で俺は判断してる。システナは直近、業績予想の上方修正が続いていて、配当予想も据え置きから増配方向に動いてる。数字が守りではなく攻めで動いてる会社だと見た。

知れなかった気づき|「なぜ売上が減ったか」を見る
減配の伏線は、配当性向の数字そのものより先に、もっと手前に出る。それは「売上が減った理由」だ。
売上が減った時、俺が必ず自分に聞くのはこれだ。「なぜ減ったのか」。車の発注が減った、インフレで発注が減った——これは会社のせいじゃなく、市場全体が沈んでるだけの話だ。逆に、競合にシェアを奪われた・商品力が落ちたなら、それは会社側の問題で危険信号になる。同じ「売上減」でも、原因が市場側か会社側かで意味がまったく変わる。
だから俺は、ディフェンス株を市場全体が暴落したタイミングで一番いい利回りで拾いにいく。もちろん、その前提として財務分析はきっちりやる。市場要因で沈んでる優良企業を安く買うのが、俺のスタイルだ。
これは投資本にも簿記の教科書にも書いてない。数字だけ追ってると絶対に気づけない視点だ。
ここまでが俺の判断の「枠組み」全部だ。ただ、実際にこの枠組みを1つの銘柄に当てはめる時、どこで迷って、どこで踏み込んで、どこで手が止まったか——その生々しい過程は、この記事だけじゃ再現できない。
- システナの数字を実際にどの順番で見て、どこで一瞬迷ったか
- 「イオン株は感情で買った」と正直に比較した時の判断の違い
- 今あなたが見てる銘柄に、この枠組みをそのまま当てはめる手順
枠組みは今渡した。でも「実際に自分の手を動かしてどう当てはめるか」は、今日見てる銘柄によって変わる。そこを一緒に潰したいなら、このnoteに全部置いてある。
イオン株の話、ここだけは正直に言っておく
実は俺、イオン株を持ってる。でもあの株は、正直このフィルターを全部通したわけじゃない。優待・キャッシュバック目的で買った部分がある。
財務優良とは言い切れない銘柄を、感情で買ったことがある。これは後悔じゃないが、「フィルターを通した銘柄」と「通してない銘柄」は俺の中で明確に意味が違う。あと、自己資本比率も配当性向も、俺の中では厳密な数字ラインというより「感覚」の要素が強い。ここを完璧に数値化できてない自覚は正直ある。
ちなみに、こういう「数字をどう読むか」の基礎は、両学長や配当太郎さんの本で最初に教わった。実際に読んで良かった本はこちらのページにまとめてある。

結局、俺はシステナをどうしたか
396円で、100株だけ買った。全力一括じゃない。フィルターを通った銘柄でも、まずは様子見の株数で入るのが俺のルールだ。

396円だった株価は、2026年7月時点で410円台まで上がっている(IRBank調べ)。含み益が出てる状態だ。正直、ほっとした。
ただ、これで浮かれるつもりはない。含み益が出てるのはたまたま地合いも味方した結果でもある。フィルターを通したからといって、必ず上がるわけじゃない。上がった時も下がった時も、同じ理由で持ち続けられるかどうか、そこだけを見ている。
よくある質問
Q.
自己資本比率が80%に届いてなくても買うんですか?
A.
買う場合もある。80%は俺の中の理想値であって、絶対条件じゃない。IT系サービス業のように借入をあまり使わない業態なら、60%台後半でも及第点と見てる。業種によって物差しは変えるべきだと思ってる。
Q.
配当性向は何%を超えたら危険ですか?
A.
正直、明確な数字のラインは持ってない。数字の高さより「方向」を見てる。上がり続けてるなら注意、下がり続けてるなら健全化のサインだと判断してる。
証券口座、まだ持ってない人へ
システナのような銘柄を見つけても、口座がなければ買えない。俺自身も使ってるのが楽天証券だ。

楽天証券の口座開設はこちら。俺も同じ口座で今回の100株を買った。
夏のボーナスシーズン、家計だけでなく投資資金の使い道にも悩む時期だと思う。手を広げすぎず、まずは気になる分野の日用品から見直してみるのもおすすめだ。
まとめ
高配当株を選ぶとき、俺は利回りより先にホワイト企業かどうかを見る。そのあと自己資本比率・配当性向の「方向」・業績予想の修正状況を通して、初めて「買いたい」と判断する。
システナはこのフィルターを通して、396円で100株買った銘柄だ。今は410円台まで上がって含み益が出ている。ただこの結果が「フィルターが正しかった証拠」だとは言い切らない。大事なのは、下がっていたとしても同じ理由で「買った」と説明できたかどうか、その一点だけだと思っている。
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