一条工務店照明|スイッチを隠す方法

一条工務店の照明|電気屋がスイッチを隠して極限まで減らした方法

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結論から言う。スイッチは極限まで減らせる。二種電気工事士として現場に出て10年近く、人感センサー付き照明を何十回路と扱ってきた。その経験を、自分の家づくりで初めて「自分のため」に使った話をする。

一般家庭の照明は「スイッチで点けてスイッチで消す」が当たり前だ。俺の実家もそうだった。だけど俺はその「当たり前」を、自分の家では徹底的に排除した。


スイッチを押すという行為が、地味にストレスだった

実家に帰るたびに思ってた。廊下の電気をつける。部屋に入る。また廊下の電気を消しに戻る。トイレから出たらスイッチを消す。寝る前にリビング、廊下、寝室と消して回る。

白い壁に取り付けられたシンプルな照明スイッチ

これ全部「作業」なんよ。手が塞がってたらできんし、疲れてたら忘れる。そして「またついてたんやけど」戦争が始まる。

これ全部「作業」なんよ。手が塞がってたらできんし、疲れてたら忘れる。そして「またついてたんやけど」戦争が始まる。

だから俺は人感センサーを選んだ。商業施設では当たり前の設備だ。なのに住宅だけ「スイッチが普通」という空気がある。なんでや、とずっと思ってた。

配線器具は断熱の弱点になる。スイッチやコンセントを壁に取り付けるとき、断熱材をくり抜く必要がある。一条工務店はトップクラスの断熱性能が売りなのに、配線器具を増やすほど断熱に穴を開けていることになる。俺が配線器具を減らしたかった理由は「見た目」だけじゃなかった。

配線器具はモブでしかない。減らせるなら、減らせるだけ暮らしは静かになる。

結線が1つ増えれば、その分だけ経年劣化のリスクも増える。だからスイッチは「見た目」の話じゃなく、安全面でも極力減らしたかった。どこにセンサーを置き、どこにスイッチを残すか——その判断には現場でしか身につかない基準がある。

正直、この判断基準を全部ブログに書くと、営業に何度も否定された俺の意地の部分まで薄まってしまう。だからここでは方向性だけにしておく。

  • 担当者との押し問答で俺が譲った基準と譲らなかった基準
  • 結線本数と断熱くり抜き数を実際に何箇所減らしたか
  • センサーにして失敗しかけた場所の具体名

ここで曖昧にしたまま自己流で決めると、壁の中に配線が入った後では直せない。判断の中身は、この後のnote単品記事でそのまま渡す。


担当者に何度言っても「スイッチをつけるべきです」と返ってきた

人感センサーにする、と伝えた。廊下、玄関、トイレ、パントリー。スイッチなんていらない、と。でも担当者も営業も毎回同じことを言う。

「ここにはスイッチをつけるべきです」

心の中では「やからいらんって言ってるやん」と思ってた。現場では先輩にも声を上げられない弱小電気工事士の俺が、自分の家づくりでは初めて「こうしてください」と言える側に立てた、それだけで嬉しかった部分もある。

最終的に俺がスイッチをつけることにしたのは、嫁の一言だった。「一応つけとこうよ」。はい。それしか言えんのよ、旦那というのは。

🐾 ご主人様が折れた瞬間わかったよ…

ただ、俺には「壁裏に隠す」という手が残っていた。人感センサーがついている場所のスイッチは、滅多に触らない。ならば見えない場所に隠せばいい。壁の中、収納の奥、普段目に入らない死角。メンテの時はブレーカーを落とせば十分だ。

✅ 人感センサーのスイッチは「壁裏・収納内」に隠す

✅ メンテナンスはブレーカーで対応できる

✅ 壁面に余計なスイッチが見えない=空間がさっぱりする

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息子を抱っこしたまま帰宅したとき、確信した

これが正解だったと思った瞬間がある。息子を抱っこして、荷物を持って、鍵を開けて家に入る。両手は完全に塞がっている。

勝手についた。

子どもを抱っこして室内でくつろぐ父親

それだけのことなんやけど、「あ、これでよかった」と心から思った。そして消し忘れもない。センサーが自動で切ってくれる。「またついてたんやけど」という話にもならない。自然と節電になってる。

機器代はかかる。正直、初期費用はスイッチだけの家より高くつく。それでも俺は絶対につけるべきだと思っている。荷物で両手が塞がる場所には、もう議論の余地がないと感じてるからだ。

残業1時間分にもならない2,980円で、俺が現場と自分の家で積み上げた判断基準がそのまま手に入る。配線は壁の中に入ってしまったら、もう直せない。

📝 センサーvsスイッチ|全判断フローをnoteで読む ▶


俺が「通る場所」と「留まる場所」で分けた理由

人感センサーは万能じゃない。これが大事なポイントだ。場所を間違えると、逆にストレスになる。

明るくすっきりとしたミニマルな廊下のある住宅内観

荷物を両手に持って通り過ぎるだけの場所は、もう迷う必要がない。玄関や廊下がその代表だ。一方で、同じ場所に長く留まって作業する場所には、あえてスイッチを残した。

「通る」か「留まる」かだけで割り切れるほど単純だったら、誰も苦労しない。実際には境界線上の場所がいくつもあって、そこの判断こそが一番揉めた部分だ。

  • 俺の家で結局センサーとスイッチどちらにも振れなかった場所
  • センサーにして後悔しかけた1箇所とその理由
  • 荷物を持つ動線から逆算した設置台数の考え方

ここを自己流で判断すると、住み始めてから「なんか違う」が一番出やすい。俺が全箇所どう振り分けたかは、noteの体験記パートにそのまま置いてある。


コンセントも「隠す」が正解だった

配線器具の話はスイッチだけじゃない。コンセントも同じ考え方だ。通常はフロアから300mmの高さにつけるのが現場の標準だ。だが俺の家は基本200mm。嫁がインスタで見て「コンセントの存在を隠したい」と言った。

白い壁に設置されたシンプルなコンセント

配線器具は「家電を使うための道具」でしかない。料理をするために包丁を使うように、コンセントはあくまでモブだ。キラキラさせたいならそれはその人の価値観だが、俺は「存在を消す」方向を選んだ。

壁掛けテレビの裏側の配線処理については、別記事で全部書いた。

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寝室はスイッチもセンサーもなくした

寝室は別の話になる。スイッチを押しに立ち上がりたくない。かといって人感センサーにすると、寝返りのたびに照明が反応する。だから俺が選んだのはリモコン+アレクサ連動だ。寝るとき声で電気が消える。

自然光が差し込むミニマルな寝室インテリア

起きたとき、電動ハニカムシェードが自動で開いて日光が入ってくる。朝の気だるさが違う。スイッチをなくした副産物として「自動化の連鎖」が生まれた。

こういう設計は電気図面の段階で仕込んでおく必要がある。俺がiPadとGoodNotesで電気図面を何度も修正した話はこちらのnoteにまとめてある。


商業施設を見続けた電気屋が気づいた「さっぱりの正体」

俺が「配線器具を隠す」という発想を持ったのは、現場から来ている。完成した商業施設を何十件も見てきた。答えはシンプルだった。スイッチもコンセントも、見えないからだ。

⚡ 電気屋が現場で学んだ「さっぱりの法則」

① 配線器具が見えない → 壁面が素のまま残る

② 壁面がきれい → 空間の印象がまるで違う

③ 空間がさっぱり → 「高級感」に見える

一条工務店の外構電気の設計を俺が全部直した話も、この考え方がベースにある。

一条工務店の外構電気、最初の設計を電気屋施主が全部直した話
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Q.

人感センサーにしたら、電気代は上がりますか?

A.

基本的には下がる。消し忘れがなくなるので、スイッチ手動より節電になることがほとんどだ。機器代の初期投資はかかるが、長期で見ればペイできる。


ここまで読んでくれたなら、もう「知識」は十分入ってる。あとは自分の家の間取りに当てはめて、後悔しない設計にするだけだ。一条工務店での家づくりを本気で検討している人には、もう一つ伝えたいことがある。

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まとめ|配線器具はモブ。隠せるなら隠していこうや

✅ 荷物で両手が塞がる「通る場所」は人感センサーが強い

✅ センサーのスイッチは壁裏・収納内に隠し、メンテはブレーカーで対応

✅ 長く留まる場所や境界線上の場所ほど、判断が分かれる

✅ 寝室はリモコン+スマートスピーカー連動でスイッチを完全排除

✅ 配線器具を減らすと結線部も減り、断熱性能と安全性の両方を守れる

スイッチを押すという行為は、意識しないと気づかない地味なストレスだ。でも家を建てるタイミングにしか変えられない。あとで「やっぱりセンサーにしたかった」と思っても、配線は壁の中に入ってしまっている。

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