増配率と配当利回り、どちらで銘柄を選べばいいか。答えを先に言う。
俺は「増配率」を優先する。高配当株は今すぐキャッシュが入る安心感がある。でも配当性向が高い銘柄は、少し業績が崩れただけで減配に踏み切る。俺はそれを実際に食らった。
増配率が高い銘柄は、何もしていない間に企業が勝手に配当を増やしてくれる。その積み重なりが、10年後に静かに高配当株を追い越す。
高配当株に飛びついた俺が食らったこと
財務分析は、それなりにやっていたつもりだった。
配当性向、EPS、営業利益の推移。楽天証券の銘柄ページを開いて、一通り数字を眺めて「これなら大丈夫だろう」と判断して買った。
でも減配の通知が来た。
怒りじゃなくて、脱力感だった。分析したのに、という感覚。
弱小電気工事士が現場で汗かいて積み上げた投資資金が、企業の一言で削られる。5000万のローンを返しながら投資を続けている俺には、この一撃がじわじわ効いた。
⚠️ 財務分析をしても防げない減配がある。それが高配当株の本質的なリスクだ。配当性向が高い銘柄は、外部環境が少し動くだけで限界を超える。
このとき俺が気づいたことがある。でも「何に気づいたか」は、この先に書く。
増配率重視に切り替えた理由
切り替えのきっかけは2冊の本だった。
配当太郎さんの本と、両学長の「お金の大学」。読んで、動画でも学んで、「増配率が大事なんだ」という確信に変わった。
| 読んだ本 | 気づいたこと |
|---|---|
| 新NISAで始める!年間240万円の配当金が入ってくる究極の株式投資(配当太郎) | 高配当より増配率を重視する理由 |
| 改訂版 本当の自由を手に入れるお金の大学(両学長) | 資産形成の土台と長期投資の考え方 |
誰も教えてくれなかった「取得原価利回り」という視点
本を読んで、俺の中で1つの概念が変わった。
投資本でも、FPの相談でも、一度もこの言葉を教えてもらえなかった。
💡【知れなかった気づき】「取得原価利回り」という数字がある。買った時の価格に対して、今の配当額がどれだけの利回りになっているか、という指標だ。増配率が高い銘柄は、株価が動いても関係なく、この数字だけが毎年育ち続ける。高配当株を追いかけていた頃の俺には、この概念がまるでなかった。
「今いくらもらえるか」しか見ていなかった。でも本当に大切なのは「10年後にいくらもらえるか」だった。
ただ、この概念を知っただけでは動けない。どの銘柄で、どの数字を使って、何年後を計算するのか。その判断をどうやって出すか。俺が実際に使っている手順の全体像は、noteの有料エリアに置いた。
📌 増配率が高い銘柄は「今すぐ」より「10年後」を買っている。弱小電気工事士の俺が長期で戦える唯一の武器がこれだ。
年収350万・ローン5000万の弱小電気工事士が月いくら投資に回して、配当がどう育ってきたか。減配を食らった銘柄を売らずに持ち続けた判断の根拠と、その後どうなったか。IRBANKと中計資料を使った俺のスクリーニングの動き方を全部書いた。現場の残業2時間分で、俺が5年かけて気づいたことが全部手に入る。
増配率で銘柄を選ぶときの視点
銘柄を選ぶとき、俺が必ず見る入口がある。
✅ STEP 1|IRBANKで配当推移を「流れ」で読む
IRBANKで銘柄を検索して、配当推移のグラフをスクロールしながら見る。右肩上がりが続いているか。減配した年はあるか。あるならなぜか。「特別配当が含まれているか」を必ず確認する。特別配当を混ぜると増配率の計算が歪む。これを外してから判断する。
✅ STEP 2|配当性向30〜50%を「健全度メーター」として読む
配当性向が低いほど増配の余地がある。30〜50%なら健全。80%を超えてきたら減配リスクが一気に高まる信号だ。配当性向が低くて、なおかつ増配が続く企業は「稼いだ分だけ誠実に返している」証拠だ。
✅ STEP 3|中期経営計画で「累進配当」の宣言を確認する
企業のIRページを開いて、中計PDFを探す。「累進配当」「配当性向〇%を維持」のキーワードをCtrl+Fで検索する。宣言している企業は、経営陣が減配することへの心理的コストを自ら高めている状態だ。
ただ、この3つは「入口の確認」だ。
どの銘柄でどの数字を使って最終判断を出すか。俺が実際に計算している「追い越し年数」の出し方は、ここには書いていない。それを書いてしまったら、このブログを読むだけで十分になってしまうから。
KDDIという「王道株」を俺が持ち続ける理由
KDDI(9433)は、俺のポートフォリオの中心にいる銘柄だ。
2026年2月、子会社ビッグローブとその子会社ジー・プランで、累計2460億円規模の架空取引が発覚した。決算発表が延期になり、株価も下げた。
KDDIを選んでいるのは「利回りが高いから」じゃない。
長期で増配を続けてきた実績と、本業の安定したキャッシュフローがある。不正問題で株価が揺れても、配当方針を変えない意志がある。その2つだ。
✅ 増配を続けられる「体力」があるか
✅ 減配しても「戻ってこられる余白」があるか
✅ 経営陣が「配当を守る意志」を宣言しているか
この3つの軸で見ると、「今の利回りが高いか低いか」という話が、どれだけ表面的だったかがわかる。



配当管理アプリを開いた日、何もしてないのに増えていた
増配率重視に切り替えてから、ある日ふと配当管理アプリを開いた。
何もしていない。現場仕事をして、夜泣きに付き合って、こっちゃんの世話をして、ただ生きていただけ。それなのに、配当の数字が増えていた。
NISAの非課税枠で配当が入ってくるというのは、精神的な安泰感が全然違う。5000万のローンを返しながら、それでも「積み上がっていく」という感覚が持てる。
Q.
増配株は最初の利回りが低くて物足りない。続けられるか不安。
A.
最初の3年はしんどく見える時期がある。でも配当管理アプリで「何もしてないのに去年より増えてる」と気づいた瞬間、世界が変わる。その体験が、続ける燃料になる。
Q.
減配した銘柄はすぐ売るべき?
A.
「なぜ減配したか」で判断が変わる。財務が傾いたのか、外部環境の一時的な波なのか。俺が実際に減配銘柄をどう判断して、その後どうなったかをnoteに書いた。
俺のnoteに、この先を全部書いた。
月配当1万円・毎年5000円ずつ増やす設計でどう動いているか。減配を食らった銘柄を売らずに持ち続けた根拠と、その後の配当がどう変わったか。IRBANKと中計資料を使った俺のスクリーニングの全手順。子供が寝てからの深夜30分で読めて、明日からIRBANKを開けるようになる。4,980円。現場の残業2時間分だ。
【免責事項】本記事は情報提供を目的としており、特定の投資・金融商品・サービスへの勧誘を目的としたものではありません。投資にはリスクが伴います。最終的な判断はご自身の責任でお願いします。また、記事内の情報は執筆時点のものであり、将来の結果を保証するものではありません。





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