最初の利回りより、10年後に笑える株を選ぶ
深夜2時を過ぎた。
やっと息子が泣き止んで、嫁と交代でリビングに戻る。
スマホを開いて、証券口座を眺める。
含み益より先に「次の配当入金日」を確認するのが、もはや癖になってる。
5000万のローンを抱えて、息子の夜泣きに付き合って、こっちゃんの餌代も払って。
それでもこの時間に株を眺めてるのは、配当が「静かに積み上がっていく感覚」を手放せないからだと思う。
今日は、俺が銘柄選びでずっと気にしてきた話をする。
増配率と配当利回り、どっちを優先するか。
これ、選ぶ基準が違うだけで10年後の結果がまるで変わってくる。
増配率と配当利回り、どちらで銘柄を選べばいいか迷っているなら答えはシンプルだ。
俺は「増配率」を優先する。高配当株は最初こそキャッシュが潤うが、配当性向が限界に近づけば減配リスクが跳ね上がる。
増配率が高い銘柄は10年かけて複利のように育ち、いつの間にか高配当株を追い越す。
高配当株に飛びついた俺が3年後に食らったもの
「利回り6%か。これは買いだろ」
楽天証券で口座を開いて間もない頃、俺は迷わずその銘柄を買った。
配当性向なんて言葉すら知らなかった。利回りの数字だけが輝いて見えた。
最初の1〜2年はよかった。
四半期ごとに配当が入るたびに、ちょっと気持ちが上がった。
3年後、その銘柄は減配を発表した。
当時の俺には「なぜ?」という感覚しかなかった。
業績がそこまで悪い印象もなかったし、ニュースでも大きく報じられてなかった。
後から調べてわかった。
配当性向が88%を超えていた。
利益のほとんどを配当に回していた企業が、少し業績が落ちた途端に「これ以上は払えない」と判断した。当然だ。余裕がまったくなかったんだから。
高配当株は「今のキャッシュフローを最大化したい人向け」であって、「長期で育てたい人向け」ではないと気づいたのは、この経験のあとだった。
増配率が高い銘柄が本当に強い理由
【ここに増配率の成長イメージ写真を挿入】
増配は企業が自ら出す「健康診断書」だ
増配するということは、去年より稼いだというサインだ。
業績が伸びたから、その分を株主に還元できる。
高配当株が「今の利益を全部吐き出してる」のに対して、増配率の高い銘柄は「稼いだ分だけ誠実に出す」リズムを持っている。
俺がこれを大事にするのは、精神衛生上の話もある。
5000万のローンを抱えながら投資を続けるには、「いつ減配されるかわからない銘柄」は怖くて持てない。深夜に株を眺めながら「来年、配当が切られるかも」なんて思いたくない。
増配が続く銘柄というのは、企業の内側から「俺たちはちゃんと稼いでる」というメッセージを毎年送り続けてくれる。
その安心感は、利回りの高さとはまた別の価値がある。
誰も教えてくれなかった「増配率の複利効果」
【ここに増配率と高配当株の10年比較グラフ画像を挿入】
10年後、2%の増配株が5%の高配当株を静かに追い越す
ここが一番伝えたいことだ。
たとえばこんな比較をしてほしい。
A銘柄:取得時の配当利回り5%、毎年増配なし
B銘柄:取得時の配当利回り2%、毎年15%ずつ増配
今すぐもらえる額はAの圧勝だ。
2倍以上の差がある。
でも10年後に何が起きるか。
Bは10年後、取得価格に対して8%以上の利回りになっている。
2% × 1.15の10乗 ≈ 8.1%。これが「取得原価利回り」の力だ。
Aはずっと5%のまま。
Bは10年で追い越し、15年後には10%を超える。
しかもBの企業は「払いすぎてない」から、業績の少しの悪化では減配しない。
増配が続くということは毎年の営業利益に余裕がある証拠で、配当性向は健全な水準にコントロールされてることが多い。
これが俺の言う「増配率の複利」だ。
最初の利回りだけ見て選ぶと、10年後に損してる可能性がある。
投資本を読んでも、FPに相談しても、この視点を具体的に教えてくれる人はほとんどいない。
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増配率で銘柄を選ぶときの俺の視点
配当性向を「健全度メーター」として読む
増配率が高い銘柄を選ぶとき、俺が必ず合わせて確認するのは配当性向だ。
配当性向30〜50%の水準は増配の余地が大きく、かなり健全な状態を示している。
50〜70%なら維持は可能だが、業績が落ちたときに圧力がかかりやすい。
80%を超えてくると、高配当に見えても減配リスクが一気に高まる。
配当性向が低くて、なおかつ毎年増配が続いている企業は「稼いだ分だけ誠実に返している」という証拠だ。
こういう銘柄が、最初の利回りに目を奪われた高配当株をじわじわと追い越していく。
楽天証券は銘柄ページで配当性向の推移や増配履歴を確認しやすいから、俺はスクリーニングに使っている。
情報の質が、選ぶ銘柄の質を決める。
まだ口座を持っていない人は、まず楽天証券を開いてみることをすすめる。
増配率を調べるなら、スクリーニング機能が充実してる楽天証券が使いやすい。口座開設は無料だ。
増配率重視は「最初の5年」が最大の試練だ
でも配当が少しずつ増えていく感覚は、利回りより深い安心感がある
正直に言う。
増配率重視の戦略は、最初の5年が「しんどく見える」時期がある。
高配当株を持っている人の配当額を見て、羨ましくなる瞬間がある。
でもそこで我慢できるかどうかが、10年後の差になる。
毎年振り込まれる配当が少しずつ大きくなっていく感覚。
あれはキャピタルゲインとはまた違う種類の安心感だ。
ローンの返済が続く中でも、「今年の配当は去年より増えた」という事実が精神的な支えになっている。
会社の理不尽な評価に腹を立てながらも、夜に口座を開けば配当の記録が着実に伸びている。
その感覚は、体験しないとわからないと思う。
俺のnoteに、この先を書いた。
増配率重視で積み上げてきた配当収入が、実際にどう育ったか。
ローンの金利返済に追われながら、配当がどのタイミングで「追い風」になり始めたか。
配当が振り込まれた瞬間、家の空気感がどう変わるか。
数字だけじゃ伝わらない、生活レベルで起きた変化を有料エリアに全部書いた。
高配当株か増配株か迷って動けないまま時間を使うより、読んで確かめてほしい。
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・楽天証券で始める高配当株投資|初心者が最初に買うべき銘柄の考え方
次回予告
次回は「一条工務店オーナーになって電気代が変わった話」を書く。
太陽光と高断熱で光熱費がどう変わって、その分が家計にどう効いてきたか、ローン返済との本音の関係も全部出す。
免責事項
本記事は個人の投資経験・見解に基づく情報提供を目的としており、特定銘柄の購入・売却を推奨するものではありません。投資に関する最終判断は、ご自身の責任において行ってください。
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