バリアフリーにしない理由|将来は補助金と投資で賄う

マイホームとローン

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マイホームのカーポートから玄関まで、段差が1mある家は意外と多い。バリアフリーにするかどうか、迷う人も多いはずだ。

結論から言うと、今すぐバリアフリーにする必要はない。ただし理由は「補助金があるから」だけじゃない。俺が線引きに使ったのは、もっとシンプルな基準だった。

玄関前にアプローチと段差がある一戸建て住宅の外観

見積もりを見て、正直固まった

一条工務店の打ち合わせで、この段差の話が出た。スロープにする案が図面に乗った時、見積もりを見て正直固まった。

なんでこんなに高いんだと思った。バリアフリー用のスロープは、思ってた以上に金額が張る。しかも将来のメンテナンスも考えると、庭を狭くしてまで今それを買う気にはなれなかった。

将来のためにスロープにした方がいいですかね?

営業さんに聞いてみたら、返ってきた答えは意外だった。「将来必要になった時にバリアフリー補助金を使った方が絶対いいですよ」。

その場で投資の話は一切しなかった。ただ内心、「それなら俺の考えと同じだ」と確信した。将来必要になった時に、補助金とニーサの積立から工面すればいい。しっかり資産運用に回した方が、利回りは間違いなくいい。

そんな補助金あるんや。それなら今やらなくていいやん

嫁にこの話をしたら、補助金の存在自体を知らなかった。「よく知ってたね」と言われて、ちょっと誇らしかった。

正直に言う。あの見積もりのままゴリ押しされてたら、その金額はもう運用に回せないまま固まってた。俺はそれが嫌だった。


「なくてよかった」で終わらせていいのか

そもそも俺は、バリアフリーが前提の家に何十年も住み続けるという発想に違和感があった。足腰が悪くなる可能性は理解している。

だが、悪くなる前提で毎日の生活を作るのはどうなんだろうと思った。階段の上り下りは、地味な運動にもなる。

もちろん迷いもあった。本当に足腰が悪くなった時、この判断を後悔するんじゃないか。そんな不安が一瞬頭をよぎったのも事実だ。

弱小電気工事士の俺がそれでも階段を選んだのは、駐車スペースを削りたくなかったのも理由のひとつだ。逆に言うと、これでよかった。庭を有効活用できるし、メンテナンスも不要。庭の端とはいえ、スロープがあったら邪魔だったはずだ。

住宅街のガレージと駐車スペースのイメージ

見積もりを見た瞬間は正直高いと思って固まった。でも今は、その分空いた庭でこっちゃんと遊べるし、駐車スペースを気にせず車を停められる。


電気屋の俺が「仕込む/やらない」を線引きした基準

ここまで読んで「じゃあ将来の仕込みは全部やった方がいいのか」と思うかもしれない。実はそうじゃない。

俺は今まで、将来用にとインターホンの先行配線やEVの先行配管を仕込んできた。でも、それとバリアフリーは同じ土俵で語れない。

先行配管や先行配線は、一度仕込めばあとは触らなくていい。だから「今やっておく価値」がある。でもバリアフリー設備は、仕込んだ後も定期的なメンテナンスが要る。仕込むかやらないかの分かれ目は、それが将来「放置できるもの」か「手入れが要り続けるもの」かだ。不要なものを不要と見分けることも、仕込みと同じくらい大事な判断だ。

この視点は、電気工事士として現場を見てきたからこそ持てたものだと思う。


知らないと一生分の差がつく制度の話

ここで一つ、投資本にも住宅本にもあまり書かれていない話をする。

電卓と書類で家計や制度を計算するイメージ

将来バリアフリー工事が必要になった時、介護保険の「住宅改修費支給」を使えば、工事費の上限20万円に対して最大9割の補助が受けられる。さらに自治体独自の助成が上乗せされるケースもある。

つまり、今スロープにかけるお金と、将来必要になった時に補助金を使って工事するのとでは、支払うタイミングと金額がまったく変わる。

実際に俺が見た見積もりの金額と、それを補助金+運用益に置き換えた場合の差額は、ここでは明かせない。方向性だけ言えば、想定よりかなりの開きが出た。

  • 俺が実際に見たスロープ見積もりの金額
  • 電気屋の俺が使った「メンテナンス性チェック」の判断基準
  • 将来コストを補助金と投資に置き換えた場合の逆算ステップ

5,000万円のローンを抱える俺が、スロープ見積もりの実額とメンテナンス性で線引きする判断基準を全部書いた。読めば、次の打ち合わせでそのまま使える基準になる。

ここまで読んで「自分の家ならどうなんだろう」と思ったなら、答えを先延ばしにする理由はもうない。

俺が見た見積もりの実額と線引き基準を読む ▶


注文住宅の打ち合わせで本当に聞くべきこと

間取りや内装の話は、打ち合わせで散々する。でも本当に差がつくのは「これ、将来メンテが要りますか?」と聞けるかどうかだ。

俺はカーポートからのインターホン配線や、EV用の先行配管も自分から提案した。メンテナンスフリーな仕込みは惜しまず、手入れが要る設備は今やらない。これが俺の線引きだ。

打ち合わせをイメージした二階建て住宅とガレージの外観
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✅ その設備は将来「放置できる」か「手入れが要る」かを先に聞く

✅ 放置できるものだけ先行で仕込む

✅ 手入れが要るものは補助金・控除を先に調べておく

Q.

先行配管や先行配線は仕込むのに、バリアフリーは仕込まないのは矛盾していませんか?

A.

矛盾じゃない。仕込んで放置できるものと、仕込んだ後もメンテが要るものは別物だ。配管は一度通せば触らなくていい。バリアフリー設備は経年で調整や交換が必要になる。だから線引きが違う。

これから一条で打ち合わせ予定の人は、こういう「放置できるか、手入れが要るか」を担当者に先に聞いておくと、後悔がかなり減る。

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俺がこの考え方に辿り着いた理由

2019年、同期が居酒屋で盛り上がってる横で、俺は一人でお金の勉強をしていた。当時はよく「なんでそんなことしてるの」と笑われた。

その出発点になったのが俺が読んだお金の本だ。今でも、あの本がなければ今の判断軸は無かったと思っている。

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室内でくつろぐ親子の温かい雰囲気

間取りや内装は打ち合わせで散々話す。でも「これ、将来メンテが要りますか」と聞けるかどうかで、後悔の量は変わる。この線引きの基準を、電気屋の視点から積み上げているのがマガジンだ。


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まとめ

バリアフリーにしないという判断は、諦めじゃない。放置できるものと手入れが要るものを見分けて、後者は将来の補助金と運用益に任せるという計算があるからこその選択だ。

今、生活の幅をわざわざ狭める必要はない。将来のことは、将来の自分とお金にしっかり仕事をさせればいい。

【免責事項】本記事は情報提供を目的としており、特定の投資・金融商品・サービスへの勧誘を目的としたものではありません。投資にはリスクが伴います。最終的な判断はご自身の責任でお願いします。また、記事内の情報は執筆時点のものであり、将来の結果を保証するものではありません。

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