繰上げ返済よりiDeCoが正解な理由|5000万円ローンを抱えるパパの家計戦略

夜泣きと資産形成

「早く返す」より「非課税で増やす」。数字で見れば答えは出ている。

今日の話は、住宅ローンを持つ30〜40代のパパ・ママ全員に読んでほしい。

息子が生まれたのは今年の4月。その直後に、一条工務店のローン残高5000万円という数字を改めて直視した。50年変動金利。毎月の返済額を確認するたびに、正直、胃のあたりがキュッとなる。

そういう瞬間に人は「早く返したい」と思うものだ。俺もそう思った。

でも数字を冷静に見たとき、「繰上げ返済は今じゃない」という結論に至った。

今日はその理由を、できる限り具体的に話す。

繰上げ返済よりiDeCoが優先されるべき理由

「ローンは早く返すほど得」という思い込みが、日本の住宅購入者の間に根強く残っている。

確かに高金利時代はそれが正解だった。でも今は違う。

2026年5月現在、主な金融機関の変動金利は0.8〜1.0%程度が中心 だ。この水準で繰上げ返済を積極的に行うことの費用対効果は、数字で見ると驚くほど薄い。

繰上げ返済の「年間コスパ」を正直に計算すると

たとえば、ローン残高5000万円・金利0.8%の場合、毎月3万円(年36万円)を繰上げ返済(期間短縮型)に充てたとして得られる利息軽減額は、おおよそ年間2〜3万円程度にとどまる。

返済年数にして、数ヶ月〜1年程度の短縮。

【ここに繰上げ返済のコスパ比較のイメージ写真を挿入】

年間36万円を投入して年間2〜3万円の利得。これを投資の世界で言えば、リターン率にして約5〜8%程度に見えるかもしれないが、元本が戻らない一方通行の支出であることを忘れてはいけない。

繰上げ返済よりiDeCoが有利な「節税の確定リターン」

一方でiDeCoはどうか。

年収500万円の会社員がiDeCoに毎月23,000円の掛金を支払った場合、所得税と住民税あわせて年間で約55,000円の節税になる。

これは株が上がろうが下がろうが関係ない。制度上確定した節税リターンだ。

繰上げ返済の「年間2〜3万円の利息節約」と、iDeCoの「年間5.5万円以上の確定節税」を比較すれば、どちらが合理的かは明白だ。

繰上げ返済を「しない」ことで生まれる3つのメリット

①手元流動性を守れる

余裕資金の多くを繰上げ返済に充ててしまうと、予期しない収入の減少(リストラ、転職など)や急な出費に対応できなくなるおそれがある。

子育て中のパパ・ママにとって、「現金を持っておく」ことの重要性は特に高い。

俺も過去に繰上げ返済のために50万円を取り崩しかけたことがあった。当時は「利息が減る」という達成感だけを追いかけていたが、よく計算したら年間の利息軽減額は4000円にも満たなかった。あのとき踏み止まって本当によかった。

②iDeCoとの「ダブル活用」で節税を最大化できる

iDeCoによる所得控除と住宅ローン控除による税額控除は併用可能。iDeCoの利用による課税所得の減額により所得税から住宅ローン控除が引ききれない場合には住民税から引くことができる。

つまり、「住宅ローン控除を受けながらiDeCoもやる」ことで、節税の二重取りが可能なケースがある。

③インフレに対して有利なポジションを取れる

インフレが進めば、ローンの実質負担は目減りする。借り続けながら余剰資金を投資に回すことは、インフレに対するヘッジとして機能する。

超低金利の借金を持ちながら、より高いリターンが期待できる資産に資金を振り向ける。これが今の時代の住宅購入者にとっての最適戦略だと俺は考えている。

iDeCoで「国内債券型」を選ぶ理由

iDeCoで何を買うかについても触れておく。

俺はiDeCoの運用商品に国内債券型ファンドを選んでいる。

理由はシンプルだ。

高配当株・連続増配株への長期投資はNISA枠や特定口座でやっている。iDeCoには「節税効果を確実に取ること」と「老後資金の土台をリスク低めで積み上げること」という別の役割を持たせている。

役割の分担を明確にすることで、ポートフォリオ全体のリスクコントロールができる。

繰上げ返済より優先すべき「資金の優先順位」

俺の資金配分の優先順位はこうだ。

1️⃣ iDeCo(節税効果が確実)→ 上限まで拠出

2️⃣ NISA(非課税枠の活用)→ 高配当株・連続増配株に投資

3️⃣ 特定口座(NISAを使い切った分)→ 高配当株継続

4️⃣ 手元流動性の確保(生活費3〜6ヶ月分)

5️⃣ 繰上げ返済 → 現状は「やらない」一択

この優先順位は、金利水準と自分の収入・家族構成によって変わる。だから定期的に見直すことも大切だ。

繰上げ返済よりiDeCoを選ぶことへの「唯一の注意点」

正直に言う。iDeCo一択にも注意点はある。

iDeCoは60歳まで引き出せない。急な資金需要には対応できない。

だからこそ、手元流動性(生活防衛資金)を先に確保してからiDeCoに拠出するという順番は絶対に守ること。

順番を間違えると、iDeCoに資金を入れながら緊急時に消費者ローンを使うという最悪の事態になる。

繰上げ返済よりiDeCoが正解という結論と俺の感想

「繰上げ返済は美徳」という感覚は根強い。

でも俺は、その感情的な安心より、数字が示す合理的な選択を取り続けることにした。

息子が20年後に大学に行く頃、俺の配当金が家計の一部を支えていたら。その未来を作るために、今日も繰上げ返済はしないと決めている。

iDeCoの上限拠出を続けながら、余剰資金で高配当株を淡々と積み上げていく。それが、5000万円ローンを抱えるパパの「現実的な最適解」だと俺は思っている。

このブログのnote版では、我が家の実際の収支データや具体的なiDeCo運用方針をさらに詳しく書いている。興味があればぜひ読んでみてほしい。

https://note.com/lively_tulip856

関連記事:

https://www.papa-dividend.com/462/

外部参考URL:

https://mogecheck.jp/articles/show/pnl6ZzOV4BDR2k5Ra7PY

https://moneiro.jp/media/article/ideco-taxsaving

まとめ:繰上げ返済よりiDeCoを優先する5つの根拠

✅ 変動金利0.8〜1%台では繰上げ返済の利息軽減効果が薄い

✅ iDeCoの節税効果は年間5万円超の「確定リターン」

✅ 繰上げ返済で使った現金は二度と戻らない(流動性リスク)

✅ 住宅ローン控除とiDeCoの節税は併用可能

✅ 低金利ローンを持ちながら投資するのがインフレへのヘッジになる

これが今の俺の答えだ。

免責事項

本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品・投資手法を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任のもと、必要に応じて専門家にご相談ください。元本割れのリスクがある商品が含まれます。

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