高配当株は暴落後に買い向かった人間が勝った

高配当株が暴落した理由と俺の判断|トランプ関税ショックを5000万円ローン持ちパパが徹底解説

漢の銘柄分析

高配当株が暴落した。5000万円のローンを抱えながら、俺は嫁にこう言った。「あ、株下がったわ」。それだけだった。

なぜ動じなかったのか。根性じゃない。高配当株という手法を選んでいたからだ。その理由を全部書く。

トランプ関税ショック、何が起きたのか

2025年4月2日深夜、嫁と2人でいた夜中に暴落通知が来た。

トランプ大統領が「相互関税」を発表した夜だ。日本には最大24%という数字が突きつけられた。市場の想定を大幅に上回る内容だった。

4月7日、日経平均は終値2644円安の31,136円。歴代3番目の下落幅。TOPIXは13.64%安。画面の赤が目に痛かった。

嫁に「株下がったわ」って言ったら「あ、そうなん」で終わった。それが正解だと思ってる。暴落で一喜一憂するような手法は、最初から選んでいない。

あれから1年が経った。2026年5月、日経平均は65,000円を超えた。

あの夜に売った人と、売らなかった人の差が、今ここに出ている。

高配当株投資家にとって「暴落」の意味が違う

暴落には2種類ある。これを知っているかどうかで、同じ下落への判断が180度変わる。

1つは「ファンダメンタル主導」の下落。企業の業績が本質的に崩れた下落だ。この場合は売る理由になり得る。

もう1つは「センチメント主導」の下落。企業の実力は何も変わっていないのに、市場全体の恐怖と混乱で売られた下落だ。

今回のトランプ関税ショックは、後者だった。証拠は明確だ。4月9日に相互関税90日停止が発表された瞬間、株価は即座に底入れして反発した。業績が本当に崩れていたなら、政策発表1つでこんな速さで戻らない。

高配当株投資家がやるべき問いはシンプルだ。「この下落で、俺が持っている会社の配当は減るか?」だけでいい。

三菱商事の米国市場への依存度は売上全体の14.9%程度。NTTは財務省が3分の1の株を持つ国家的インフラ企業で、通信需要がトランプ関税で消える構造にはない。三井住友FGは5期連続増配の方針を崩していない。

配当を出す力は、何も変わっていなかった。

俺がやらかした失敗|簿記2級持ちなのに財務を見ていなかった

正直に書く。投資を始めた頃、俺は配当利回り6%超の銘柄を「お得」と思って買った。

理由はただ一つ。数字が大きかったから。

俺、簿記2級まで持ってるのに財務分析を一切してなかった。両学長の動画で「財務を見ろ」と言われて中身を確認したら、ゴミだとわかってすぐ売った。含み益があったから助かったけど、もしそのまま持ち続けていたら減配+株価下落の二重苦になっていた。

いわゆる「罠の高利回り」だ。配当性向が100%を超えていたり、有利子負債が膨らんでいたりする状態で高配当を「維持」している銘柄がある。あれは罠だ。

⚠️ 配当利回りが5%を超える銘柄は、なぜその利回りになっているかを必ず調べること。株価が下落して利回りが上昇しているケースの多くは、市場が「減配リスクあり」と判断してその株を売った結果だ。

この失敗の全貌と、財務フィルターを一から作り直した経緯はnoteに詳しく書いた。簿記の資格を持ちながら財務を見ていなかった弱小電気工事士が、どう立て直したかの話だ。

財務フィルターを作り直した失敗の全貌をnoteで読む ▶

今は買う前に必ず以下の5項目を確認している。

チェック項目俺の基準
自己資本比率40%以上
有利子負債比率0.5倍以下
配当性向40〜50%
EPS(1株当たり利益)赤字なし
連続増配実績5年以上

このフィルターがあったから、今回の暴落でも「売る理由がない」と判断できた。ルールがない状態で暴落を迎えると、恐怖だけで動くことになる。

高配当株の買い時と財務の見方については、高配当株の買い時を判断する3つの軸|簿記の次に必要な力でより詳しく書いている。


知れなかった気づき|暴落時の「配当利回り上昇」は期間限定のセールだ

ほとんどの投資本が書いていない、暴落の本当の意味がある。

📌 高配当株投資家にとって、株価の下落は「配当利回りの上昇」を意味する。たとえば年間配当100円の株が、普段2,500円の株価なら配当利回りは4%。それが暴落で2,000円に下がれば、同じ100円の配当で利回りが5%になる。会社は何もしていない。株価が下がっただけで、配当の「お得度」が上がる。財務フィルターを通過した銘柄が暴落で売られる瞬間は、定価商品がセール価格になる瞬間だ。ただし、このセールには期限がある。恐怖が収まれば、株価は戻る。

2025年4月の暴落時、俺がずっと「もう少し安くなれば」と思っていた高財務・低配当の銘柄が、軒並み高配当水準まで落ちてきた。個人投資家が参入しやすい利回りになった瞬間だ。

つまり今回の暴落は、俺にとって「ショッピングセンターに行く前みたいなワクワク感」があった。

関税でやられた企業には申し訳ないけど、正直「何買おうかな」ってワクワクしてた。ショッピングセンター行く前の気分に近い。財務フィルターさえあれば、暴落は恐怖じゃなくてイベントになる。

ただ、「どの銘柄をどの利回りで仕込んだか」「iSpeedのお気に入り機能をどう使って暴落に備えていたか」という具体的な手順は、ブログには書ききれない。

暴落前にiSpeedのお気に入りを使って財務フィルター通過銘柄をリスト化していた話、その実際の使い方と登録の手順はnoteで全部書いた。

iSpeedお気に入りで暴落を待ち構えた手順をnoteで読む ▶

今は日経平均が65,000円を超えた。あの時の「セール」はとっくに終わっている。次の暴落がいつ来るかは誰にもわからない。でも来ることは確かだ。だから今、準備する。


暴落で動じなかった俺が実践していた4つの準備

暴落に動じない投資家と、感情で売ってしまう投資家の違いはスキルではなく「準備と構造」にある。

✅ STEP 1|財務フィルター通過済みの銘柄をiSpeedのお気に入りに入れておく

暴落の最中に銘柄を選ぼうとすると、感情が邪魔をする。だから暴落前に「買っていい銘柄」を決めてリスト化しておく。iSpeedのお気に入り機能を使えば、価格アラートと一緒に管理できる。リストがあれば、あとは利回りを見るだけだ。

✅ STEP 2|投資予算を「即投入枠60%」と「余力枠40%」に分けておく

全力投入は禁物だ。「今が底だ」と思って全額使うと、もっと下がったときに追加投入できなくなる。予算を分けるだけでメンタルが大幅に安定する。今回も余力枠を残したことで、底値近辺で動けた。

✅ STEP 3|銘柄ごとの「通常利回りレンジ」を把握しておく

その銘柄が普段どのくらいの利回りで推移しているかを知っておく。利回りが通常レンジの上限を超えた瞬間が、割安サインだ。三菱商事なら3%台後半〜4%が仕込み検討ライン、という感覚を持つだけで判断が速くなる。

✅ STEP 4|生活防衛資金を先に確保しておく

月々の固定支出の18ヶ月分を現金でキープする。これがあるから、株を売らなければ生活できないという状況にならない。5000万円のローン、嫁との別会計という状況でも、このルールだけは絶対に崩さない。投資の土台は、生活防衛資金だ。

連続増配株がローン金利をどう上回るかについては、こちらの記事で数字で計算している。


5000万円ローン持ちの弱小電気工事士が、それでも投資を続けられる本当の理由

一条工務店の50年変動金利ローン。嫁との別会計。こっちゃんの医療費。

この状況で「なぜ投資ができるのか」とよく聞かれる。

余裕があるからじゃない。余裕がないから投資しないといけないと気づいたからだ。薄給で現場仕事を続けても、給料は上がらない。ローンの返済は止まらない。だから動いた。

✅ 業績が変わっていない会社の株が、恐怖で売られた

✅ 財務フィルターを通過した銘柄を、暴落前にiSpeedでリストアップしていた

✅ 高財務・低配当だった銘柄が、暴落で高配当水準まで落ちてきた

✅ 生活防衛資金があったから、株を売る必要がなかった

✅ 4ヶ月後、日経平均は65,000円を超えた

俺が売らなかったのは根性ではない。準備があったからだ。弱小電気工事士でも、構造を作れば感情に負けない。

🐾 あの夜、こっちゃんが膝の上でぐーすか寝てたの、ちょっと助かった気がする。


ブログには書けなかった話をnoteに全部置いた

あの暴落で「具体的にどの銘柄を、どの利回りで仕込んだか」。

高財務・低配当だった銘柄が高配当水準まで落ちた瞬間の話と、俺がどう動いたかの判断フロー。

一条ローン5000万円を返しながら月々いくら投資に回しているか、その実数字。

これを全部、noteの有料エリアに書いた。

残業2時間分の金額で、俺が1年かけて気づいたことが全部手に入る。読んで共感で終わりじゃなく、明日から自分の利回りで動ける手順ごと渡す。それだけのために書いた。¥2,980。

暴落で動じない投資家の全思考をnoteで読む ▶

楽天証券で今すぐ準備しておくべき理由

暴落はいつ来るかわからない。でも来た瞬間に口座がなければ動けない。

俺が楽天証券を使っている理由は、iSpeedで銘柄ごとに目標利回りアラートを設定できるからだ。「あの銘柄が利回り〇%になったら通知」という設定をしておけば、暴落の最中でも感情ではなく数字で動ける。

口座開設は無料で、今日だけで終わる。準備は静かな今日のうちにやっておくほうがいい。

暴落で動じない投資家が読んでいる本

ブレずにいられるのは、こういった本から学んだ姿勢が染み込んでいるからだ。高配当投資を始める・続けるすべての人に読んでほしい一冊。二刀流投資の考え方については、こちらの記事と合わせて読むとより理解が深まる。

また、俺が読んで投資観が変わった本はこの固定ページにまとめている。暴落銘柄の選別に実際に使っている本ばかりだ。

楽天ルームにも載せているので覗いてみてほしい。→ 楽天ルームはこちら

【免責事項】本記事は情報提供を目的としており、特定の投資・金融商品・サービスへの勧誘を目的としたものではありません。投資にはリスクが伴います。最終的な判断はご自身の責任でお願いします。また、記事内の情報は執筆時点のものであり、将来の結果を保証するものではありません。

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