簿記3級から始める高配当株投資|決算書で勝率が変わる理由

簿記3級から始めた高配当株投資家が語る「決算書が読めると投資の勝率が変わる」本当の理由

夜泣きと資産形成

簿記は「経理の人が取るもの」——入社してから何年もそう思ってた。でもその思い込みが、俺の投資判断を狂わせ続けていた。

結論から言う。高配当株で本物の配当を拾いに行くなら、簿記3級は投資家最強のコスパ武器だ。利回りの数字だけ追う投資から抜け出せる、一番安上がりな一手がこれだ。

現場8時入りの弱小電気工事士の俺が、なぜ簿記を取ろうと思ったか。失敗と、その後の話を正直に書く。

高配当株と簿記、意外すぎる深い関係

息子が生まれた夜、病院から帰って最初にやったこと。スマホで保有株の決算短信を開いた。数字の意味が半分もわからないままスクロールしながら、「これで本当に息子の飯を守れるのか」と思っていた。

5000万のローンを抱えて、息子が生まれて、現場の残業は続く。そのプレッシャーの中で俺が気づいたのが「利回りしか見ていない自分への絶望」だった。

配当性向90%超の銘柄を仕込んで、翌年に減配→株価急落のダブルパンチ。たまたま含み益があったから減配と相殺できて「あぶねぇー」で終われた。でもあれは運だ。次は同じ運が来る保証はどこにもない。

利回りしか見ていない投資は、「綺麗に見える爆弾」を掴みに行っているのと同じだ。俺はその爆弾を、息子の教育費になるはずの金で買っていた。

その経験が、俺に簿記を取らせた。経理のためじゃない。「次は運じゃなく自分で判断する」という覚悟のためだ。

簿記が高配当株投資家に必要な3つの理由

簿記3級で手に入るのは「財務3表の読み方」だ。難しく聞こえるが、投資家として使う部分だけ切り取ると話はシンプルになる。

✅ STEP 1|配当の持続性をキャッシュフローで確認する

利益が出ていても、営業キャッシュフローがマイナスな会社は要注意だ。「利益がある=配当が払える」は大嘘で、実際に手元に現金があるかどうかは全く別の話。CF計算書の構造を知ると、「この配当は現金で裏付けられているか」が一目でわかるようになる。

✅ STEP 2|財務の安全性を貸借対照表で判断する

自己資本比率・有利子負債の水準・利益剰余金の積み上がり方。5000万のローンを背負っている俺には、「借金の重さが経営に与える圧力」がリアルにわかる。財務的に安全な会社を自分で判断できる力は、投資の質を根本から変える。

✅ STEP 3|配当性向を損益計算書で自力計算する

「配当性向=配当金総額÷当期純利益×100」。この計算が自力でできると、利回り4%超の銘柄に飛びつく前に「この配当、来年も続くか?」を自分で検証できる。俺の基準は40〜50%以内だ。


簿記3級を取った日——TACが俺に刺さった理由

最初は完全独学で挑んだ。仕訳の基本まではスムーズだった。でも減価償却のあたりで思考が完全に止まった。

「なんでキャッシュが出ていかないのに費用として計上されるんだ。」この一点が腑に落ちないまま、問題集を解いても何も頭に入らない日々が続いた。

現場で9時間立ちっぱなしで帰って、飯食って風呂入って、子供が泣いてる中で参考書を開く。1回目の試験はボロクソな点数だった。「無謀だったかな」と一瞬思った。でも次の瞬間、「この程度で諦めたら投資なんて絶対に淘汰される」って気づいた。それで無理にでも続けた。

本屋で何冊か立ち読みして、一番見やすくてわかりやすかったのがTACの「スッキリわかる日商簿記3級」だった。読んでみてハマった。

他の本と決定的に違ったのは「なぜそうなるか」から説明してあるところだ。イラストと具体例で「減価償却の意味」から丁寧に入ってくれるから、詰まっていた部分が一読で整理された。

2回目の試験で合格。その勢いで2級に入ったら、3級の土台が効いて4日で合格。建設経理士2級も過去最低水準の合格率の回に合格できた。

✅ 簿記3級:2回目で合格(1回目はボロクソな点数)

✅ 簿記2級:3級から4日で合格

✅ 建設経理士2級:過去最低合格率の回で合格

✅ 使ったテキスト:TACスッキリわかるシリーズ一択

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簿記で変わった高配当株選びの精度

簿記を取る前と後では、同じIRバンクの画面を見ていても手に入る情報量が全然違う。同じデータを見て、見えるものが変わる。それが財務リテラシーの正体だ。

配当性向90%超の地雷を踏まなくなった

簿記を取る前の俺は「利回りが高い=良い銘柄」という単純な思考回路だった。あの含み益で相殺できた経験は運が良かっただけで、次に同じことが起きたら取り返せない規模の損失になる可能性があった。

つまり、簿記なしで高配当株を買い続けることは、俺にとって「目を閉じて地雷原を歩く」のと変わらなかった。今は必ず配当性向40〜50%以内を確認してから購入する。損益計算書が読めて初めて、「この配当は無理して出していないか」が判断できるようになった。

⚠️ 利回りだけで飛びつくと、配当性向が高すぎる「高利回りの地雷」を踏む。来年の減配リスクを自分でチェックできるかどうかが、投資家としての生存率を分ける。

キャッシュフローで「本物の稼ぎ」を見分けるようになった

利益が出ていても、営業キャッシュフローがマイナスだったり、フリーキャッシュフローがスカスカな会社は実在する。「利益があるから配当できる」という思い込みは、簿記を取って初めて「それは間違い」だとわかった。

キャッシュフロー計算書の構造を理解すると、「この会社の配当は現金が裏付けられているか」を確認できる。それだけで投資の失敗確率が下がる。

高配当株の買い時を判断する3つの軸|簿記の次に必要な力
「いつ買うか」で損した俺が、利回りレンジ・EPSトレンド・配当性向の3軸で買い時を判断できるようになった配当収入を積み上げる戦略を全公開。

貸借対照表で「長く持てる会社」かどうかを判断する

自己資本比率40%以上、有利子負債比率が低いかどうかを必ずチェックする。5000万のローンを返している弱小電気工事士の俺が「借金の重さ」を体で知っているからこそ、財務が重い会社には長期で張れない。簿記でBSの構造を学んで初めて、一瞬で読み取れるようになった。


知れなかった気づき|配当性向より「配当カバー率」を先に見ろ

投資本にも、簿記のテキストにも出てこない話をする。

📌 配当性向(配当÷純利益)を見るのは正しい。でも本当に使えるのは「配当カバー率(EPS÷1株配当)」だ。この数値が2.0以上ある会社は、稼ぎの半分以下しか配当に回していない——つまり「稼ぎに余裕がある配当」を出している会社だということ。配当性向を計算するより、配当カバー率を先に確認する。これが、利回り狙いの投資家の9割が知らない財務フィルターだ。

ただし、この「配当カバー率」をどの水準で基準にするか。そこが判断の核心だ。

俺が実際のポートフォリオで使っている配当カバー率の基準値と、銘柄をスクリーニングするときの具体的な計算フロー——その中身はnoteにしか書いていない。「知った」だけでは動けない。「自分の数字で使える」まで持っていくのが有料エリアの役割だ。

この記事の続きは、noteの『減配地雷を踏まない財務フィルター|配当カバー率と俺の計算式を全公開』に書いた。年収350万・ローン5000万の俺が毎月の投資判断で実際に使っている計算フローと、それを自分の年収・投資額に当てはめるSTEP手順がセットで入っている。

俺の配当カバー率の基準値と計算フローをnoteで読む ▶

TACが投資家におすすめな理由、正直に話す

俺がTACを推す理由は一つだ。「なぜそうなるのか」への答えが必ずある。

本屋で何冊か立ち読みして選んだ。他の参考書は「こう仕訳する」という解法だけ書いてある。背景の理解が追いつかない。TACは「なぜこの処理をするのか」を図解と具体例でセットで教えてくれる。だから暗記じゃなく理解として定着する。読んでみてハマった、というのが正直なところだ。

Q.

簿記3級の勉強、現場仕事しながらでも続けられますか?

A.

続けられる。俺は現場8時入り・残業ありの生活の中で、帰宅後の30分と週末だけで仕上げた。1回目はボロクソな点数で落ちたが、TACのテキストは1冊で3級の範囲が完結しているので「どこまでやるか」が明確で、細切れ時間でも進めやすい。3ヶ月あれば十分狙える難易度だ。

Q.

簿記3級を取っても、投資の利益に直結しますか?

A.

直接利益が増えるわけじゃない。でも「地雷を踏む確率が下がる」。俺の場合、配当性向を確認できるようになってから減配に巻き込まれた回数がゼロになった。損失を防ぐことが、長期投資での最大の資産形成だ。

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IRバンク時代でも簿記3級が必要な理由|決算書で差がつく投資家の視点
IRバンクがあれば簿記は不要?現場仕事しながら簿記3級を取ったパパ投資家が、決算書・セグメント・中計から読み取れる情報の差を本音で解説。

高配当株投資家として、簿記の先にある話

簿記3級を取った後に見えてきたことがある。財務の読み方を覚えると、今度は「どのタイミングで買うか」という問題が次の壁になる。

高配当株の買い時を判断する3つの軸については別の記事で詳しく書いた。財務を読む力があって初めて、「買い時の判断」に使える軸が手に入る。読み方と買い方はセットだ。

弱小電気工事士の俺が、薄給で、5000万のローンを返しながら、息子の夜泣きの合間に決算短信を読んでる。格好いい話じゃない。でも感覚で買って運で助かった経験があるから、次は基準で動くって決めた。それだけだ。

🐾 パパ、むずかしそうな顔してる〜。ごはん食べたらもっと頭働くよ〜?

こっちゃんに言われるまで、飯を食うのも忘れてた。笑えるけど、笑えない。これが俺の副業投資の日常だ。


まとめ:簿記は投資家の「お金の解像度」を上げる武器だ

簿記は「経理のための資格」じゃない。「お金の解像度を上げる武器」だ。高配当株投資を本気でやるなら、決算書を読む力は必須だ。感覚頼みの投資は、家族を守れない。

✅ 配当性向40〜50%以内を損益計算書で自力確認できる

✅ キャッシュフロー計算書で「配当の現金裏付け」を確認できる

✅ 貸借対照表で財務の安全性を判断できる

✅ 減配地雷を踏む確率が下がる

✅ 3ヶ月・週末学習だけで合格できる難易度

まずは3級から。TACのテキストを1冊買うだけで、見える世界が変わる。弱小電気工事士の俺が証明済みだ。

自己流の利回り投資を続けるか、2,980円のnoteで俺の財務フィルターを丸ごと手に入れるか。現場でボロボロになって帰る日が続いても、息子の未来に一円も妥協したくない。残業2時間分で、俺が1年かけて作った判断基準が全部手に入る。感覚で動いて「あぶねぇー」を繰り返すより、基準を買った方が安い。

この記事の続きは、noteの『減配地雷を踏まない財務フィルター|配当カバー率と俺の計算式を全公開』に書いた。

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高配当株の含み益で「売るか」と迷った夜の話。インカムゲイン狙いなら利確は自分で配当を止める行為だ。減配の判断基準と分散でカバーする仕組みを5000万ローンパパが本音で解説。

楽天証券で口座を開いて、簿記を武器にした投資を始める

財務を読む力がついたら、次は実際に動く口座が必要だ。俺は楽天証券でNISA口座を開いて高配当株投資を続けている。ポイント連携・画面の見やすさ・手数料のバランスで、今のところ一番使いやすい。

高配当株で月3万円の配当を受け取るまで俺がやった3つのことも合わせて読んでほしい。財務を読む力と口座、この2つが揃って初めて動ける。

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俺が実際に使って合格したテキストだ。図解と具体例が多くて財務の「なぜ」まで理解できる。投資家の財務リテラシー強化にも直結する一冊で、現場仕事の合間に読んでも頭に入ってくる構成になっている。

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【免責事項】本記事は情報提供を目的としており、特定の投資・金融商品・サービスへの勧誘を目的としたものではありません。投資にはリスクが伴います。最終的な判断はご自身の責任でお願いします。また、記事内の情報は執筆時点のものであり、将来の結果を保証するものではありません。

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