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iDeCoは「早く始めるほど得」と言われる。でも俺は今、意図的に積み増しをしていない。この記事を読めば、住宅ローン控除中にiDeCoを始めるとなぜ損をしやすいのか、そしてあなたの年収なら控除がどこまで使い切れているのかが自分の数字で分かる。電気工事士としてローンと向き合いながらFPの勉強もしてきた俺が、実際に試算した数字で答える。
住宅ローン控除中にiDeCoを始めると何が起きるか
結論から言う。住宅ローン控除の枠が余っている人ほど、iDeCoの節税効果が空砲になりやすい。
住宅ローン控除は「税額控除」=計算された所得税から直接引き算する制度だ。国税庁の解説のとおり、控除率は年末残高の0.7%、認定長期優良住宅で子育て世帯(19歳未満の子がいる世帯)なら借入限度額は5,000万円まで認められる。俺の家(一条工務店・5000万円・50年変動)はちょうどこの上限にあたるため、理論上の年間最大控除額は35万円になる。
【知れなかった気づき】35万円の枠があっても、実際に使えるのは「所得税額+住民税充当分(上限9.75万円)」までだ。年収がそこまで高くない世帯ほど、そもそも35万円を使いきれていない。ここにiDeCoの所得控除を重ねると、余っている枠がさらに使いにくくなる「控除の空砲」が起きる。FPの勉強中に気づいた盲点だった。
「それでも節税にはなる」という声は正しい。完全にゼロにはならない。ただ60歳まで引き出せないという制約とセットで考える必要がある。

あなたの年収なら、住宅ローン控除は実際いくら使えているか
年収だけでなく扶養状況などで変わる概算だが、給与所得者・社会保険料概算15%という前提で試算した。自分の年収に近いものを見つけてほしい。
| 年収 | 実際に使える控除額(概算/年) | 35万円の枠のうち使いきれない額 |
|---|---|---|
| 300万円 | 約10.9万円 | 約24.1万円 |
| 400万円 | 約16.8万円 | 約18.2万円 |
| 500万円 | 約23.3万円 | 約11.7万円 |
どの年収帯でも、35万円の枠を使い切れている人はほとんどいない。これが「iDeCoを今すぐ足すと空砲になりやすい」と言い切れる根拠だ。
住宅ローン控除は「借りている額」ではなく「実際に払っている税金の額」でしか使えない。控除の枠を語るとき、多くの情報が借入限度額だけを見て「最大35万円お得」と言うが、本当に見るべきは自分の所得税額と住民税充当上限だ。
企業DCをiDeCoに移管した俺が、今も答えを出せない理由
前の会社を辞めた26歳のとき、企業型確定拠出年金(企業DC)をどうするか選ぶ必要があった。選択肢はiDeCoへの移管か、現金での払い戻しか。俺はiDeCoへの移管を選んだ。楽天証券のiDeCo口座で、今も運用が続いている。
嫁の言う通り、結果的に資産は増えた。ただそれは複利という追い風のおかげでもあって、「あの選択が絶対的に正しかった」とは言い切れない。60歳で引き出す日まで、答え合わせはできないままだ。
【正直な失敗】iDeCoは60歳まで資金が完全に固定される。ローン返済中・子供が生まれたばかりという状況では、この「流動性ゼロ」が精神的にきつい時期があった。含み益が伸びていても、必要なときに使えないお金は「安心材料」にはなりきらない。

2026年12月からiDeCoの上限が変わる。だから俺は今動かない
厚生労働省が公表している制度改正スケジュールによると、iDeCoは2026年12月分(2027年1月引落分)から拠出限度額が引き上げられ、加入可能年齢も70歳未満まで拡大される予定だ。楽天証券の解説ページでも同様の内容が確認できる。
制度が変わる直前に自分の掛金設定を固定するのは、俺には損に見える。だから「38歳・ローン控除終了」というタイミングに加えて、「制度改正を見てから」という理由も今は正直に持っている。「様子見」は逃げではなく、現時点で裏付けが取れる判断だと思っている。
ここから先は、あなたの年収・ローン残高に置き換えたときの話をする。
- 企業DCをiDeCoに移管した俺の実際の資産推移データ
- 300万・400万・500万円、それぞれの「使いきれない控除額」を高配当株に回した場合の年間配当試算
- あなたの源泉徴収票の数字で今すぐ試せる判断フロー
年収300万でも500万でも、住宅ローン控除には「使いきれていない枠」がほぼ確実にある。その枠を悔しがるだけで終わらせず、そのまま高配当株のキャッシュフローに変えるとどうなるか。俺が実際にやった判断フローと、資産推移の生データをnoteに全部置いた。読んで終わりじゃなく、自分の数字を当てはめて明日から動ける形にしてある。
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NISAを埋めてからiDeCo。俺の節税の順番
iDeCoの節税効果が最大になるのは、住宅ローン控除が終わった後だ。俺はそう判断している。
✅ NISAのつみたて枠・成長投資枠を先に埋める
✅ ローン控除期間中は高配当株で現金収入(キャッシュフロー)を作る
✅ ローン控除が終わったらiDeCoで節税を最大化する
✅ iDeCoの商品はオルカンまたは債券(長期ほったらかし前提)
ローン控除が切れた瞬間から、所得税・住民税は一気に「取られ始める」。そのタイミングにiDeCoの節税を差し込む。これが俺の「節税の3段ロケット」だ。
Q.
住宅ローン控除中でもiDeCoをやれば節税になるんじゃないの?
A.
完全にゼロにはならないが、最大限の効果は出にくい。上の表のとおり、住宅ローン控除の枠自体がすでに余っていることが多いためだ。年収・ローン残高・掛金額で個人差が大きいので、自分の数字で試算してから判断してほしい。

まとめ|iDeCoは「始め方」より「始める順番」で決まる
✅ 住宅ローン控除には使いきれていない枠がある人がほとんど
✅ 5000万円・認定長期優良住宅・子育て世帯なら控除枠は最大35万円(国税庁基準)
✅ iDeCoは2026年12月から拠出上限・加入年齢が変わる予定(厚労省発表)
✅ NISAを先に埋め、ローン控除が終わってからiDeCoを積み増す
✅ 使いきれない控除は、そのまま高配当株のキャッシュに変える発想もある
「今すぐ始めないと損」という情報は半分正しくて半分間違っている。正しいタイミングは、自分のローン残高・年収・家族構成で全員違う。俺の答えと同じである必要はないが、俺みたいな境遇の人間にとっては「待つ」が今のところ合理的な選択だ。
こっちゃんはドッグフードで運用中だよ。それが一番の高配当だから。
楽天証券でNISAとiDeCoをまとめて管理したい人は、まず口座開設から動いてほしい。
この時期の猛暑対策グッズ、実は住宅ローン控除で浮いたお金の使い道としても悪くない。



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