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「SBIホールディングスの株、本当に買っていいのか?」
結論から言う。証券・銀行のセクターが空いている高配当ガチホ勢なら、検討する価値はある。ただし配当は業績連動で、見るべき数字は3つだけ。
書いているのは、SBIHDを25株持つ弱小電気工事士の俺だ。財務はIRバンクで、自分の目で確かめた。
俺がSBIホールディングスを25株だけ買った理由
先に答えを言う。買った理由は、値上がり狙いではない。保有銘柄をセクターで並べたら、証券と銀行がなかったからだ。

俺の配当の36.9%は、小売業から来ている。証券・商品先物は2.3%しかない。
独身なら、一点に賭けてもよかった。でも今は家庭がある。凸凹をならして、守りを固めたかった。
- 平均取得単価:2,986円
- 現在の株価:3,057円
- 評価損益:+1,775円(+2.37%)
大儲けではない。それでいい。この記事を読み終えると、SBIHDが自分のポートフォリオに合うかを、自分で判断できるようになる。
注意:「SBI証券」は、SBIHDの子会社のサービス名です。株を買う対象は、親会社のSBIホールディングス(8473)です。ここを混ぜると、財務分析がズレます。
SBIHDは何で稼ぐ会社?SBI証券との関係
SBIHDは、SBI証券や銀行などを束ねる持株会社だ。利益の約4分の3は、金融サービス事業から来ている。
| 事業セグメント | 売上の構成比 | 利益の構成比 |
|---|---|---|
| 金融サービス(証券・銀行・保険など) | 82.1% | 76.1% |
| 資産運用 | 2.2% | 1.5% |
| PE投資 | 8.2% | 14.7% |
| 暗号資産 | 4.6% | 3.8% |
2026年3月期の数字だ(主なセグメントのみ抜粋)。注目はPE投資。売上は8.2%なのに、利益は14.7%を占める。
つまりここが、利益が大きく動きやすい部分だ。実際、2027年3月期の第1四半期は、PE投資の税引前利益が前年同期比で約4.3倍になった。
- 2026年3月期の収益:約1兆8,966億円(前期比+31.4%)
- 税引前利益:約5,167億円(前期比+83.0%)
- 親会社の所有者に帰属する当期利益:約4,276億円
出典:SBIHD セグメント別概況、セグメント構成比は有価証券報告書ベースの集計。
会社の説明は、公式の決算説明会動画がいちばん早い。数字の背景を、経営陣の言葉で聞ける。

動画を見る時間がなければ、セグメント表だけで十分だ。「金融が本体、PE投資が波」と覚えておけばいい。
配当は増えている?「何で払えているか」で見る
配当は、5年で75円から95円に増えた。ただし業績連動で、ずっと増える約束ではない。
1株あたり年間配当(株式分割考慮後)
2025年12月の株式分割(1→2)を考慮した換算値。出典:SBIHD公表資料、銘柄スカウター等
2023年3月期は据え置きで、増配は2024年3月期からの3期連続だ。2027年3月期の中間配当は、30円の予想が出ている(前年は分割考慮で20円)。
会社の配当方針は、最低配当(1株10円・分割前基準)を決めて、業績を見て引き上げる形。つまり「安定して毎年上がる」型ではなく、業績連動型だ。
配当は「いくら出るか」より「何で出ているか」を見る
配当性向は、112%(2023年3月期)から14.2%(2026年3月期)まで下がっている。一見、余裕が増えたように見える。
でも、2026年3月期の利益には、住信SBIネット銀行株の譲渡益が含まれている(会社の開示より)。だから14.2%を、そのまま余裕と読んではいけない。
財務が苦手でも大丈夫。見るのは3つだけ
財務は、全部公開されている。会社の都合のいい話だけを、信じなくていい。投資が怪しく見えるのは、数字を見る方法を知らないだけだ。
✅ 1|IRバンクで「8473」を検索する
無料で見られる。IRバンクのSBIHDページを開くだけ。
✅ 2|配当推移と配当性向を見る
増えているか。無理して払っていないか。この2点だけ。
✅ 3|自己資本比率と営業CFを見る
数字の大小より、数年分の動き方を見る。
| 年度 | ROE | 配当性向 | 自己資本比率 | 営業CF |
|---|---|---|---|---|
| 2023年3月期 | 3.65% | 112.04% | 4.6% | 0.96兆円 |
| 2024年3月期 | 7.66% | 50.56% | 4.6% | 1.35兆円 |
| 2025年3月期 | 12.85% | 31.71% | 3.9% | 1.51兆円 |
| 2026年3月期 | 27.98% | 14.24% | 4.7% | 1.69兆円 |
出典:IRバンク、みんかぶ(執筆時点)。
読み方のコツは3つある。
- 2023年3月期は、配当が利益を上回っていた(配当性向112%)。ここは正直に弱点として見る
- ROE27.98%は、譲渡益で押し上げられている。この水準が続くとは限らない
- 営業CFは、金融グループでは顧客資金の出入りで動く。年によってマイナスの年もあった
気づき:金融グループは、自己資本比率が低いのが普通です。4.7%を製造業の物差しで見ると、危険に見えてしまう。業種ごとに「普通」が違うと知るだけで、見え方が変わります。
ここまでは「SBIHDの見方」だ。次は「あなたの口座に当てはめる」番だ。
- 自分のセクター配分を並べる手順(俺は小売業36.9%だった)
- 25株・平均2,986円で買った俺の、配当見込みの計算
- 手放す条件を、買う前に書き出す方法
あなたの場合に置き換えて考えられるように、迷いも失敗も含めて書いた。
俺の判断軸の土台になった本|配当太郎氏の著書を口コミ検証
ここまでの「増え方と出どころを見る」考え方は、1冊の本が土台になっている。配当太郎氏の『新NISAで始める!年間240万円の配当金が入ってくる究極の株式投資』だ。

俺がこの本で腹落ちしたのは、配当利回りが全てではない、という点だ。利回りより、増配率を見る。理由まで書いてあるから、納得して読めた。
買う前に、口コミも調べた。2024年5月発売(クロスメディア・パブリッシング)。評価は店ごとに少し違う。
| 販売サイト | 評価 | レビュー数 |
|---|---|---|
| 楽天ブックス | 4.33 | 34件 |
| ブックオフ | 3.9 | 27件 |
| Yahoo!ショッピング | 3.75 | ― |
2026年10月3日時点。評価は低くなく、割れ方に特徴がある。
良い口コミ
- 増配の大切さが、よく分かったという声
- NISAで高配当株をやるか迷っていた人が、霧が晴れたと書いている
- 銘柄選びの基準が示され、具体的な銘柄も載っている点が好評
- 初心者でも読みやすいという声
気になる口コミ
- 投資経験が長い人には、新しい情報が少ないという声(初心者〜中級者向け)
- 期待したほどではない、内容が見出しの印象と少し違うという声
- 目標額にたどり着くには何十年もかかる。早く始めるか、元手が必要という声
- 株価が崩れた局面では、含み損を抱える銘柄もあるという声
俺の整理はこうだ。評価が割れるのは、読む人の経験値が違うから。入口として読むなら、損は少ない。
おすすめする人
- これから高配当投資を始める人
- 利回りの高さだけで選んで迷っている人
- NISAで長期投資をしたい人
おすすめしない人
- すでに多数の銘柄を分析している経験者
- 短期間で結果を出したい人
- 最新の株価や銘柄リストだけが欲しい人
他に読んだ本は、お金の本まとめに載せている。
SBIHDが向く人・向かない人|ガチホの判断基準
判断基準は5つにまとめられる。当てはまる数で、自分との相性が見える。
向く人
- 証券・銀行セクターが、自分の保有にない
- 業績連動の配当を、許容できる
- 金融グループ特有の財務の見方を、理解できる
- 株価の上下より、配当で判断できる
- 売る条件を、先に決めている
向かない人
- 毎年必ず増える配当だけを求める
- 数か月で値上がり益を狙いたい
- 株価の下落で眠れなくなる
- 金融セクターがすでに多い
- 売る基準が決まっていない
ガチホに向くのは、株価でなく配当の出どころで判断できる人だ。逆に、値動きで売買を判断したいなら、そもそも高配当ガチホとは別の戦い方になる。
俺が手放す条件は、2年連続の減配、粉飾などの不正、財務を見直して「おや?」となったとき。株価が下がっただけでは売らない。
Q. SBI証券の口座がないと、SBIHDの株は買えない?
A. 買えます。SBIHDは東証に上場している株式なので、取り扱いのある証券会社なら購入できます。俺は楽天証券で買っています。
Q. NISAで買うと、配当は非課税になる?
A. NISA口座内の配当は非課税です。ただし、受け取り方法を「株式数比例配分方式」にしている場合に限ります。制度は変わることがあるので、最新は公式で確認してください。
SBIHDの買い方|俺は楽天証券で買った
SBIHDは、楽天証券でも買える。俺が楽天証券を選んだ最初の理由は、有名だったから。それだけだ。
今はもう、楽天証券しか使えないレベルになった。理由はこれだ。
- アプリが見やすく、現在の資産価値がすぐ分かる
- 楽天銀行とマネーブリッジでつながる
- 楽天経済圏、楽天モバイルとの相性がいい
- 最初は慣れないが、慣れたら簡単

買い方の流れは、シンプルだ。
- 証券口座とNISA口座を開く
- 銘柄コード「8473」で検索する
- 買う数と上限額を、先に決めてから注文する
売買単位は100株だ。俺が買ったような25株は、単元未満株のサービスで買える。手数料や約定の条件は、買う前に公式で確認してほしい。
俺のルールは「1銘柄100株、または30万円まで」。だから、あと75株を、じっくり積んでいく。
デメリットも書く。財務分析は、1つのアプリでは完結しない。IRバンクでの調べ直しが必須だ。大量には買わないので、俺は許容範囲だと思っている。
口座開設には日数がかかる。新NISAの成長投資枠は年間の上限があり、年内に使う枠は今年のうちに動かすしかない。迷っているなら、先に口座だけ作っておくといい。
口座を作るのは無料だ。買うかどうかは、判断基準を全部見てから決めればいい。
口座開設の手順は、楽天証券 口座開設ガイドに画面つきでまとめた。
まとめ|SBIHDは「穴埋め」で選び、数字で確かめる
✅ 買う理由は、値上がりでなくセクターの穴埋め
✅ 配当は「いくら」より「何で出ているか」で見る
✅ 自己資本比率は、金融グループ向けの物差しで読む
✅ 配当性向14.2%は、一過性の利益込みと理解する
✅ 売る条件を、買う前に書き出しておく
投資は、怪しい魔法じゃない。数字は公開されていて、見る場所は3つだけ。
薄給で、現場で汗をかいて、ローンを抱えていても、25株ずつなら積める。弱小の俺にできたことだ。あなたにも、きっとできる。
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免責事項:本記事は筆者個人の体験と考えを共有するものであり、特定銘柄の売買を勧誘・推奨するものではありません。投資判断は、ご自身の責任で行ってください。記載の数値は執筆時点のもので、将来の配当や株価を保証しません。

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