人感センサーの台数は、部屋の数じゃなく配線の繋がりで決まる。それだけで1箇所あたり1万5千円前後の差が出ることもある。
ただし今回いちばん伝えたいのはそこじゃない。図面通りに設計しても、実際に点くかどうかは別問題だという、現場でしか分からない話だ。
弱小電気工事士として現場の図面ばかり見てきた俺が、自分のマイホームで体験した「計算と現実のズレ」を今回は書く。
図面を見ていた、ただそれだけの時間に気づいたこと
我が家の電気図面が届いた日、玄関エリアの配線をなんとなく目で追っていた。
人感センサーが反応すると、その下流にある別の照明にも電源が流れる繋がりになっている場所があった。だから一つのセンサーで足りる場所に、わざわざ複数台を並べているだけだった。
気づいた瞬間、頭の中で勝手に計算が始まった。だってこれ、知らなかったら一生気づかなかった話だ。
担当者に伝えた、ちょっと強めの言葉
俺は担当者に「減らしてください」とは言わなかった。「これ、設計として無駄じゃないですか?」とそのまま聞いた。
担当者は少し考えて、「たしかに、それだとコストが抑えられますね」と言ってくれた。現場の図面を見て育った人間の指摘が、そのまま設計の修正に通った瞬間だった。
知れなかった気づき:人感センサーの台数は「部屋の数」じゃなく「配線の繋がり方」で決まる。たった1箇所のこの差が、ざっくり15,200円ほどの差になる。これがもし家全体で2〜3箇所あったら、無駄な金額はそのまま積み上がる。
正直、自分の家だけでこの差が出るなら、他の人の家でも同じだけ削れる場所があるはずだと思っている。ただし、どこをどう判断して削るか、その探し方はここでは書かない。配線図の読み方そのものに関わる話で、順番に説明しないと誤解を生む。
「え、この距離足りますか?」現場で芽生えた違和感
削った箇所のひとつは、担当者の配慮かは分からないが普通のダウンライトに変わっていた。それを見た瞬間、ちょっと待ってほしいと思った。
「この距離、本当にセンサーの感知範囲に収まってるのか」
長年電気屋をやってきた人間でも、図面の上では「点くように計算」されていても、実際に点くかどうかは別問題だということを、ここで改めて思い知らされた。
正直に言う。設計上は問題なく点くはずでも、最終的に「本当に点くか」が分かるのは、現場で実際に点灯確認をした瞬間だけだ。これは図面をどれだけ読み込んでも避けられないリスクで、施主としては地味に怖い。
同じように感じたことがある人、いるんじゃないだろうか。図面で「正しい答え」を出したつもりでも、最後の最後まで答え合わせができない。これが今回、一番正直に書きたかった部分だ。
どこをどう判断すれば「点灯確認の不安」まで含めてコントロールできるのか、その手順と実際の金額の計算は、ここではまだ何も出していない。
ここまで読んでくれたなら、もう半分は動く準備ができてる。図面のどこを見れば1台で済むか、その判断基準と実際の計算、そして「点灯確認までの不安」をどう乗り越えたかを、このnoteに全部書いた。読んだその日から、次の打ち合わせで自分の図面を見直せる。
でも、この発想はどこでも使えるわけじゃない
玄関やファミリークローゼットのようなコンパクトな場所では成立する。だが廊下のように縦に長い空間は話が別になる。
ここをどう判断するかも、実は配線図の読み方が分かれば見えてくる。今回は玄関の話に絞って、判断軸の入り口だけ置いておく。



この判断軸は電気工事士施主だからこそ気づけた
電気を知らずに打ち合わせを進めると、本来削れるはずの台数や配線をそのまま受け入れてしまうことが多い。これは生活の質に直接響く話だ。
玄関の照明1つの選び方だけで、家全体の電気コストと使い勝手が大きく変わる。電気をおろそかにすると、住んだあとの生活の質がガクッと下がる。それでも最後は「点くか点かないか」、現場でしか確かめられない。
一条工務店を検討している人へ
もし一条工務店での建築を考えているなら、紹介経由での申し込みも検討してみてほしい。担当者との最初の打ち合わせから、こういう設計の無駄を一緒に見つけていける関係を作れるかが大きい。
まだハウスメーカーを比較検討中の人は、SUUMOのアンケートに答えるだけでギフトカードがもらえる企画もあるので、検討材料の一つに使ってみてほしい。
よくある質問
Q.
人感センサーを減らすと不便になりませんか?
A.
玄関のように開放的でセンサーの感知範囲が部屋全体をカバーできる場所なら、不便さはほとんど感じない。ただし最終的に点くかどうかは、現場の点灯確認まで誰にも断言できない。
Q.
図面通りなら絶対に点くと思っていいですか?
A.
図面上は点くように計算されているが、それが合っているかどうかは実際の点灯確認をするまで分からない。電気屋でもここだけは現場任せになる部分だ。
まとめ
図面を読めば、無駄な台数は確実に削れる。それでも「本当に点くか」だけは、現場に立つまで誰にも分からない。
不安なまま打ち合わせに臨むより、判断基準だけでも先に持っておいた方がいい。それだけで、玄関に立った時の安心感がまるで違う。
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