暴落はバーゲンセール|高配当株を安く仕込む思考と準備

パパの暮らしの武器

下がった時に動ける人間だけが、10年後に配当で笑える。

深夜1時。息子がまた泣き出した。

あやしながらスマホを開いたら、ポートフォリオの含み損が赤く光ってた。

市場が荒れてる日の夜は、こういう感じだ。

眠れない。焦る。でも最近は、あの感情が少し変わった。

安売りが始まった

この記事は、そう思えるようになるまでの話だ。

市場の暴落は、会社が壊れたサインじゃない。
財務が強い会社の株が、感情的に売られた結果だ。
だから暴落は、待ち続けた投資家にとってのバーゲンセールになる。

暴落はなぜ起きるのか|高配当株が安くなる本当の理由

世界では予測できない出来事が起きる。

経済的なショック、感染症の流行、地政学リスク、突発的な関税の波。

そのたびに社会全体に不安が広がって、多くの人が「今は現金が必要だ」と動く。

生活防衛のために株を売る人が急増する。

売りが売りを呼んで、株価は短期間で大きく下落する。

ここで1つ、正直に言わせてほしい。

そういう出来事が起きているとき、世の中には本当に苦しんでいる人がいる。

生活が不安定になる人、先が全く見えなくなる人。

俺も5000万円のローンを抱えて、生まれたばかりの息子を抱えて、そういうニュースを見るたびに人ごとじゃない気持ちになる。

だから「暴落最高!」なんて気軽に言える立場じゃない。

ただ、投資家として冷静に現実を見ると、こうなる。

売られた理由が「会社の業績悪化」ではなく「市場全体の恐怖」であれば、株価と企業の実力に大きなズレが生まれる。

それが、高配当株の買い場になる。

企業の実力と株価が乖離する瞬間|バーゲンセールの正体

財務が強い会社を想像してほしい。

10年以上増配を続けていて、自己資本比率が高くて、営業キャッシュフローが安定している。

そういう会社が、市場の暴落に巻き込まれて株価が20%下がったとする。

会社の実力は何も変わっていない。

配当が減ったわけでも、売上が消えたわけでもない。

ただ、恐怖で売られた。それだけだ。

たとえば、俺がずっとウォッチしてきた伊藤忠商事。

財務の安定感、連続増配の実績、多角化された事業基盤。どこを切っても一流の銘柄だ。

でも普段の配当利回りは2%前後で、「欲しいけど利回りが物足りない」と感じてる人も多い。

それが市場の暴落で株価が下がると、一時的に配当利回りが3〜4%に跳ね上がる瞬間が来る。

会社の中身は変わっていない。

株価だけが下がって、高配当株に変身した。

こういう瞬間が、個人投資家にとって本物のバーゲンセールだ。

暴落で失敗した俺の話|焦って全力買いして、もっと下がった

正直に言う。

最初に大きな暴落に遭遇したとき、俺は完全に焦った。

「今が底だ」と思って、その月の投資予算を一気に全部突っ込んだ。

そのあと、株価はさらに12%下がった。

追加で買う余力がゼロになった。

含み損だけが積み上がる中、次の給料日まで2週間、ただじっと見てるしかなかった。

嫁には言えない。こっちゃんの散歩中もスマホを覗いては閉じる、そんな毎日だった。

あのときに足りなかったのは、2つだ。

「これは買っていい下落か」という判断基準。

そして「まだ下がっても追加で動ける余力」。

この2つがなかったから、暴落を活かすどころか、メンタルを削って終わった。

知れなかった気づき|暴落前に「フィルター済み銘柄リスト」を作っておく

ここが、俺が気づくのに一番時間がかかったことだ。

暴落が来てから「どれを買うか」を考え始めると、もう遅い。

暴落の最中は感情が荒れる。

ニュースは不安を煽る。SNSには「まだ下がる」「底なし」という声が溢れる。

そんな状態で、財務分析を冷静にできる人間はほとんどいない。

だから暴落が来る前に、財務フィルターを通過した「買い候補リスト」を作っておくんだ。

チェックするのはシンプルに3つでいい。

自己資本比率が40%以上あるか。

営業キャッシュフローがプラスで安定しているか。

10年以上、増配が続いているか。

この3つをクリアした銘柄だけをリストに入れておく。

暴落が来たら、そのリストと今の配当利回りを見比べるだけでいい。

「普段は利回り2%で買えなかったあの銘柄が、今日だけ3.5%になってる」

その瞬間が必ずくる。

そこで迷わず動けるのは、暴落前に準備を終えた人間だけだ。

暴落の最中に初めて勉強を始める人は、その瞬間に必ず感情で負ける。

高配当株の財務チェックの具体的な見方については、この記事で詳しく書いてある。

https://www.papa-dividend.com/659

暴落を活かすための4つの準備

準備① 財務フィルターを通過した銘柄リストを平時に作る

「下がったから買う」ではなく、「財務が強い会社が理不尽に売られた」という確信で動く。

その確信は、普段からのリスト管理からしか生まれない。

準備② 投資予算を「即投入枠」と「余力枠」に分けておく

全力投入は禁物だ。

予算の6割で最初の買いを入れて、残り4割は追加下落のために残す。

この設計があるだけで、精神的な余裕がまったく変わる。

準備③ 銘柄ごとの「通常利回りレンジ」を把握しておく

その銘柄が「本来どのくらいの利回りで推移しているか」の感覚を持っておく。

そのレンジを外れて高くなったとき、それが割安サインだ。

準備④ 感情を排除する仕組みを先に持つ

暴落のニュースを見る時間を決める。

スマホを開く回数を制限する。

含み損を「未来の配当の原資が増えた」と読み替える言葉のルーティンを持つ。

配当株のメンタル管理については、以前こんな記事も書いた。

→ [関連過去記事URL②:含み損で夜眠れなくなった俺がメンタルを保った方法]

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俺が楽天証券で実際にやっていること

銘柄リストの管理から、株価アラートの設定、配当の入金確認まで、全部楽天証券でやってる。

暴落が来たときの「買い場通知」の仕組みとして、目標利回りになったら通知が来る設定にしておくだけで、感情のブレがかなり減った。

口座を持ってない人は、まず作っておくだけでいい。

暴落はいつ来るかわからないから、準備は静かな今日のうちに終わらせておくほうがいい。

noteに書いてること|財務フィルターの具体的数値と買い増しの体験記

実は、俺が実際に暴落時にどの銘柄を何%の利回りで拾ったか、財務フィルターの具体的な数字と一緒にnoteで公開してる。

「知識はわかった。でも実際にどう動くのか」を知りたい人には、ブログでは出せない生のデータと体験記を詰め込んだ。

コーヒー1杯分で、10年間使える判断軸が手に入ると思ってる。

https://note.com/lively_tulip856

次回予告

次回は「増配率と配当利回り、どちらを優先して銘柄を選ぶか」に正面から切り込む。

「利回りが高い方がいい」という思い込みが、長期投資の足を引っ張るケースがある。続きをお楽しみに。

次回具体案:「高配当株vs増配株|10年後の配当総額を比較したら答えが出た」

関連記事

→ 高配当株の選び方と財務チェックの基準(過去記事URL①)
→ 配当利回りが高い株の罠|減配銘柄を見分ける方法(過去記事URL②)

本記事は個人の体験・見解をもとにした情報提供を目的としています。特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資判断は必ずご自身の責任で行ってください。

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