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結論から言う。一条工務店の電気図面は新JIS規格とは記号が違う上に、照明・コンセント・スイッチが分離図面もなく一枚に詰め込まれている。支給タブレットでは修正すら満足に書けない。俺が最終的にたどり着いたのは、iPadとGoodNotesで図面に直接書き込みながら「脳内で住んでみる」やり方だった。
一条から電気図面が届いた日、俺はしばらく画面の前で固まった。電気工事士として何年も現場に出て、新JISも旧JISも毎日見てきた。なのに一条の図面だけは「何これ」だった。
第二種・第一種の電気工事士、1級電気施工管理士。2018年から現場に入って、今は施工管理士として働いている。建設経理2級・簿記2級も持ってるけど、それは投資の勉強のオマケみたいなものだ。それでもこの図面には、正直かなり面食らった。
コンセントがアイスクリームの形をしている。照明はアルファベットと数字の羅列で、どこに何がつくのかは別の図面を見ないとわからない。3路スイッチの繋がりもパッと見ではわからない。
SNSでも同じ話をよく見かける。一条オーナーや検討中の人が「図面が見づらい」とXでつぶやいているのを何度も見た。感覚の問題じゃない。構造的に見づらい図面なんだ、と俺は思っている。
この記事では新JISと一条工務店の図面が何がどう違うのか、そして支給タブレットが使い物にならなかった話、修正しても反映されなかった俺の実体験を全部話す。
一条工務店の電気図面、新JISと何が違うのか
まず前提として、一条工務店の家はフィリピン工場でユニット製作している。だからかどうかは断言できないが、図面の記号体系が日本の新JIS規格と根本的に違う。
| 項目 | 新JIS図面 | 一条工務店図面 |
|---|---|---|
| コンセント | 半円+縦線(壁付き) | アイスクリーム型の独自記号 |
| 照明器具 | ○や□で種類を表現 | アルファベット+数字(別図面参照) |
| 3路スイッチの対応 | 照明横の記号とスイッチ番号がリンク | 入口と出口でアルファベットが違い対応不明 |
| レイアウト | 設備ごとに図面を分けることが多い | 照明・コンセント・スイッチが1枚に集約 |

特にやっかいなのが3路スイッチの繋がりだ。新JIS図面なら照明横の「S3」がスイッチの「3」と一目でリンクする。でも一条の図面は入口と出口でアルファベットが違う。だからパッと見では判断できない。
しかも一条の図面は、照明・コンセント・スイッチをレイヤーで分けて別々に出してくれない。1枚の図面に全部乗っている。普段の現場なら設備ごとに図面が分かれているのが当たり前だから、これは正直かなり読みにくい。
電気図面としての完成度、俺なら10点満点で3点をつける。コンセントの数は少ない、訳のわからんところにスイッチがある、無駄な線も多い。それさえなければすごく見やすい図面になるのに、というのが毎回の感想だった。一条工務店が他社より少し安いのは、もしかしたらこういう電気周りが疎かになっているからなのかもしれない、とすら思った。
⚠️ 電気屋の俺でも「初めて見る記号」の連続だった。一般の施主が見ても、正直ほぼ解読不能だと思う。
図面の前に立ちはだかった「支給タブレット」の壁
記号の違い以前に、もっと根本的な問題があった。一条から借りるタブレットの「ウチメモ」が、そもそも修正を書き込める作りになっていない。
タッチペンがない。だから最初は指で直接図面に書き込もうとした。これがまた全然ダメだった。極細のペンならまだしも、指じゃ狙った線一本引けない。丸をつけて「ここにこれが欲しい」と伝えることすらできなかった。
実は今の本業でも施工管理士としてiPadを使う機会が多い。だから「これ、家の図面でも同じことできるんちゃうか」とふと思いついた。一条に電子図面のPDFをもらえないか聞いたら、あっさり出てきた。それをGoodNotesに読み込んだ瞬間、これはいけると分かった。打ち合わせの初期からずっとこのやり方で通した。
だから俺は途中からウチメモをほぼ触らなくなった。一条からもらった電子図面のPDFをiPadに取り込んで、GoodNotesで直接書き込む方に完全に切り替えた。
✅ 1|脳内でその部屋に住んでみる
家具・家電をどこに置くか、洗濯物をどこで干すか、スマホをどこで充電するか。具体的に想像する。これをやらずに図面を眺めても、何が足りないかは見えてこない。
✅ 2|リンクするスイッチと照明を同じ色で囲む
3路スイッチのどことどこが繋がっているか、一条の図面だけではわからない。だから対応する照明とスイッチを同じ色の四角で囲んで視覚的にリンクさせる。この作業だけで1日かかった。電気屋の俺が、だ。
✅ 3|無駄な線を白で消す
いらない配線、なくていいスイッチ、余計な情報。白いペンで上から塗りつぶして消す。情報を引き算するだけで図面の見やすさが劇的に変わる。

実際にGoodNotesでチェックした図面。嫁と一緒に1日かけて色分けした跡がそのまま残っている。
修正を書いたのに、なぜか反映されない
GoodNotesに変えてからも、実は問題が消えたわけじゃなかった。図面に「ここにコンセントが欲しい」と何度も書いたのに、打ち合わせのたびに指示が消えていることがあった。
コンセントの高さがなぜか合っていない。指定した位置と現場のボックス高さがズレている。図面の立面図を見返すと、同じ壁面に書き込まれた高さの数字がすぐ近くに2段階あって、どっちを指してるのか自分でも一瞬迷う書き方になっていることもあった。
なぜ何度伝えても直らなかったのか。記号の読み方だけでは足りない。
- 担当者に確実に伝わった修正指示の出し方
- 打ち合わせ記録を残す時に俺が意識していたこと
- それでも直らなかった時の対処法
ここだけは方向性しか話せない。実際にどう書いて、どう送って、何が変わったか。その全部を伝えるには、この記事の文字数じゃ正直足りない。
💡 知れなかった気づき:打ち合わせのたびに図面を保存しておかないと、前回どこを直してもらう約束だったのかを自分で証明できなくなる。口頭の「言った言わない」になった瞬間、こちらが不利になる。だから俺は毎回の打ち合わせ後、その日のGoodNotesのページをそのまま保存する習慣にした。次の打ち合わせで「前回ここを直してもらう話でしたよね」と、その場で見せられるようにするためだ。
ちょっと待ってほしい。ここ、かなり重要な話をする。GoodNotesに変えてから、俺自身の要望や修正指示は一発で正確に伝えられるようになった。前は同じことを何回も言い直す羽目になっていたのに、今は図面に書き込んでそのまま送るだけで一度で伝わる。だいぶ修正はできるようになったし、本当に助かった。
ただし、正直に両面言っておく。向こう側のミスそのものは、道具を変えても減らなかった。「あれ、ここないやん」「打ち合わせの時と違うやん」ということは、今でもある。
⚠️ 延長コードが床に這っていると、こっちゃんが踏んで転びそうになる瞬間があった。修正が現場に反映されているかどうかは、住んでみないと本当のところはわからない。だからこそ打ち合わせの記録は、面倒でも毎回残しておく価値がある。
📝 コンセント修正が伝わらなかった理由と、確実に通す伝え方をnoteで読む(2,980円〜)▶
ここまで読んでくれたなら、もう半分は準備ができてる。あとは自分の図面と照らし合わせて読むだけだ。
紙の図面修正は本当にしんどい
もしGoodNotesがなかったら、どうしていたんやろと今でも思う。紙の図面に修正を入れるということは、シャーペンで書いて消しゴムで消しての繰り返しだ。5000万の家の図面でそれをやるのはしんどい。
一条から送られてくる図面は電子データで来る。電子で来ているのに紙に印刷して手書き修正するのは時間の無駄だ。手描きで図面に書き込めるアプリなら、GoodNotesじゃなくても正直なんでもいいと思っている。俺はたまたまGoodNotesだっただけだ。
ただ、道具はGoodNotesだけでは完結しない。書き心地を左右するのはiPadに貼るフィルムだ。これは正直、当たり外れが大きい。
これは正直かなり良かった。紙に描いてるような書き心地で、線がスッと吸い付く感じがある。実は電気図面だけじゃなく、簿記の勉強をiPadでやっていた時もこれを使っていた。手書きで綺麗に書けるフィルムって、探すとこれくらいしか見つからなかった。
だからこそ言える。フィルム選びで挫折すると、GoodNotes自体を使わなくなる。道具は妥協しない方がいい。

この図面攻略が、他の全部の記事の土台になっている
カーポートの電源をどうするか。EV用の配管を埋設するか。テレビ裏の配線を隠すか。振り返ってみると、結局それぞれの判断は全部この図面の読み方に行き着く。
先に色分けと脳内シミュレーションができていないと、個別の設備をどこにどう配置するかという判断そのものが土台からズレる。だからこの記事が、一番最初に固めておくべき基礎だと思っている。


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よくある質問
Q.
一条支給の「ウチメモ」ではなく、外部アプリで書き込んでも問題ないですか?
A.
俺の場合は電子図面のPDFをiPadに取り込んで書き込み、LINEでそのまま担当者に送っていた。禁止された行為ではないが、記号や書き方によっては伝わらないこともあるので、そこは補足が必要だ。
Q.
修正指示を出しても反映されなかったら、どうすればいいですか?
A.
まず毎回の打ち合わせ記録を保存しておくこと。前回何を依頼したかをその場で提示できると、こちらの主張がぶれない。それでも直らない場合の伝え方については、noteの中でまとめている。
まとめ|道具を変えても、記録を残す姿勢だけは自分の仕事
一条工務店の電気図面は新JIS規格とは別物だ。しかも支給タブレットでは、その図面に満足に書き込むことすらできない。電気工事士の俺でも最初は「何これ」だった。
✅ コンセント・照明・3路スイッチの記号が新JISと根本的に違う
✅ 照明・コンセント・スイッチが1枚の図面に集約されていて読みにくい
✅ ウチメモはタッチペンなし・小さいキーボードで修正を書き込みにくい
✅ 手描きで書き込めるアプリと相性の良いフィルムに変えたら、自分の要望は一発で伝わるようになった
✅ ただし相手側のミスは道具を変えても減らない。だから毎回の記録保存が要る
梅雨も明けて気温が上がってくるこの時期は、家電の不調やエアコン関連の在庫切れも増えてくる。図面と同じで、「その時」になってから慌てるより、今のうちにチェックしておく方がいい。
図面を開いて「わからん」で止まるか、記録を残しながら伝え続けるかで、打ち合わせの質がまるで変わる。5000万の家を買うのに、その一手間を惜しむ必要はない。
【免責事項】本記事は情報提供を目的としており、特定の投資・金融商品・サービスへの勧誘を目的としたものではありません。投資にはリスクが伴います。最終的な判断はご自身の責任でお願いします。また、記事内の情報は執筆時点のものであり、将来の結果を保証するものではありません。


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