現金だけでは守れない資産配分|割合と順番を弱小パパが語る

夜泣きと資産形成

現金で持ってれば安全。そう思ってた時期が俺にも長かった。でも5000万のローンを抱えて息子が産まれた夜、「この資産配分で本当にいいのか」と急に怖くなった。

結論から言う。現金・国債・投資信託・個別株・金・レバレッジ、どれが正解かという「割合の答え」はない。でも「どの順番で何を持つか」という正しい順番は存在する。

弱小電気工事士の俺が経験して納得した資産配分の考え方を、全部本音で書いていく。

「現金最強」という思い込みが、俺の資産配分を3年止めていた

現場仕事を終えてクタクタで帰ってきたら、給料はほぼ消える。毎月残るのが3〜5万円。それを通帳に積み上げて「貯まってる、安心」って感覚でいた。

でも実際は、インフレで現金の価値はじわじわ溶けてた。物価は上がり続けているのに、通帳の金利は0.001%の世界だ。貯めてるのに、負け続けていた。

「現金は安全」じゃなくて「現金は緩やかに負け続ける資産」だって気づくのに3年かかった。その3年間、本当にもったいなかったと今でも悔やんでる。

5000万のローンを抱えた日から、「同じ現金を持つなら少しでも働かせる方法はないか」と真剣に考えるようになった。それが俺の資産配分を考えるスタートだった。

資産配分に「正解の割合」はない。でも「正しい順番」はある

ネットで「資産配分 割合」と調べると、「現金20%・株60%・債券20%」みたいな話がたくさん出てくる。でも俺みたいに子どもが産まれたばかりで、ローンがあって、薄給で、毎月ギリギリの状況の人間に、いきなりその話をされても意味がない。

大事なのは割合の前に、順番だ。何をどの順番で準備するかを間違えると、「個別株を持ってるのに生活費が足りなくて売らなきゃいけない」という最悪のシナリオになる。

資産配分の「割合」より「順番」を先に決める。これだけで投資の失敗の9割は防げる。

俺が実践している順番はSTEP1から4まで。それぞれ丁寧に解説していく。

STEP1|まず現金で「生活防衛資金」を完成させる【資産配分の土台】

✅ STEP 1|生活防衛資金を現金で積む(投資より絶対に先)

生活費の6ヶ月〜1年分を普通預金や定期預金に確保する。これが完成するまで投資は一切しなくていい。生活防衛資金なき投資は、砂の上に城を建てるようなものだ。

現場仕事では急に腰をやったり、会社が傾いたり、何が起きるかわからない。そういう時に投資資金を崩さなきゃいけない状況を作ったら終わりだ。

俺の場合、息子が産まれて嫁の産休・育休期間中は世帯収入が下がった。だから生活防衛資金の目標額を少し多めに設定し直した。焦って投資に突っ込まないのが、この段階での正解だ。

✅ 生活費6ヶ月分(できれば12ヶ月分)を普通預金か定期預金に確保する

✅ この資金は「絶対に動かさない枠」として精神的に切り離す

✅ 子どもがいる・ローンがある家庭は多めに設定する

STEP2|少しだけリスクを取れるなら「個人向け国債」が定期より賢い【資産配分の次の一手】

✅ STEP 2|数年後に使う予定の待機資金は「個人向け日本国債(変動10年)」へ

「3〜5年後に車の買い替えで100万円が要る」とわかっているお金なら、定期預金より個人向け国債(変動10年)の方が金利面で有利なことが多く、かつ元本保証もある。

個人向け国債の変動10年は市場金利に連動して金利が動く。国が保証しているため元本割れしないという安心感もある。「リスクは取りたくないけど現金のまま置いておくのも嫌」という俺みたいな人間には、ちょうどいい選択肢だと思っている。

大きく増やすためのツールではなく、「現金のインフレ負けを少しだけ緩和する」ための道具として使うイメージだ。

⚠️ 個人向け国債は購入後1年間は解約できない。直近1年以内に使う可能性があるお金には絶対に使わないこと。「数年後に使う予定の待機資金」限定で使うのが正解。

STEP3|老後のために毎月1万円だけは「投資信託」をやれ【資産配分の核心】

✅ STEP 3|生活防衛資金が完成したら、毎月1万円からでも投資信託をスタートする

老後資産の形成には「時間」が最大の武器になる。1万円でも早く始めることが、10年後・20年後に取り返せない差を生む。

投資信託の銘柄選びで迷う人は多いけど、正直これに関してはほぼ答えが出ている。オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)かS&P500連動のインデックスファンドを選べばいい。

どちらを選ぶか迷っている人は、オルカンとS&P500の違いを俺が本音で比較した記事を参考にしてほしい。同じ悩みを経験した俺がかなり踏み込んで書いた。

投資信託は「老後向けの超長期積立」だ。途中で売らない前提で積み続けることで、複利が最大限に働く。逆に「10年後に使いたい」「暴落が怖い」という短期マインドの人には向いていない。積立NISAと高配当株の組み合わせ方については、二刀流投資の哲学を語ったこの記事も読んでほしい。

STEP4|生活に余裕が出てきたら「個別株」のフィールドへ【資産配分の発展形】

✅ STEP 4|投資信託が軌道に乗り、生活防衛資金も十分なら個別株へ移行する

個別株は「増やすため」ではなく「配当という現金フローを今作るため」に俺は持っている。

弱小電気工事士の俺が個別株を持てるようになったのは、STEP1〜3をクリアしてからだ。それまでは怖くて手が出なかったし、出すべきじゃなかったとも今は思う。

個別株の中でも俺が選ぶのは高配当株・連続増配株だ。配当金が定期的に振り込まれることで、5000万のローンへの心理的なプレッシャーが少しずつ和らぐ。「株価が下がっても配当が入る」という感覚は、現金積立にはない安心感だ。楽天証券での高配当株の始め方はこの記事で一から解説しているので参考にしてほしい。

金(ゴールド)を俺がやらない理由【資産配分の落とし穴】

「有事に強い」「インフレヘッジになる」という話は聞く。確かに金は過去の暴落局面でも価値を保ってきた歴史がある。でも俺には一つだけ引っかかる点がある。

⚠️ 金(ゴールド)は値上がり益は期待できても、保有してるだけでは何も生み出さない。配当も利息もゼロ。値上がりを待つだけの「成長株的な側面」を持つ資産だ。複利が一切働かない。

俺が投資に求めてるのは「今の生活のキャッシュフローを少しずつ改善すること」だ。5000万のローンを返しながら息子を育てながら、毎月少しでも配当という現金が手元に入ってくること。その目的に金は合致しない。

「有事対策」という意味では国債や現金の防衛資金でカバーできると考えている。各資産クラスのリスクについての比較は変動金利・高配当株・投信のリスクを本音で語ったこの記事も読んでみてほしい。

レバレッジは「ギャンブルしたい人向け」と俺が思う理由【資産配分の禁断ゾーン】

レバレッジETFや信用取引。SNSで「レバレッジで10倍にした」という話を見るたびに、少し心が動く瞬間があった。正直に言えばある。

でも5000万のローンを持ってる人間がレバレッジをかける、というのはリスク許容度を完全に超えた話だ。現場8時入りで体力を使い果たして帰ってきた人間が、深夜に含み損と戦える精神力は残ってない。

レバレッジ商品は相場が読めて当然の上級者向けだ。「ギャンブル的な刺激を求めてる」という正直な欲求があるなら、まずそれを自覚することが先決だ。俺はその欲求を、配当金が振り込まれる瞬間の脳汁で満たすことにした。それで十分だと気づいた。

⚠️ ローンがある・子育て中・収入が安定していない、このどれか一つでも当てはまるならレバレッジは全力でやめておけ。一発の含み損が家族の生活を直撃する可能性がある。

知れなかった気づき:資産配分は「割合」より「入口の順番」が9割【資産配分の本質】

💡 誰も教えてくれなかった気づき:資産配分の「正解の割合」を探す前に、「持つ順番」を決めることが先決だ。

「現金30%・株50%・債券20%」という割合の話は、全ての前提条件が揃った人向けの話だ。生活防衛資金がなければ、どんなに理想の割合を組んでも意味をなさない。暴落が来た瞬間に、生活費のために泣く泣く売らなければいけなくなるからだ。

資産配分の議論で「割合」ばかり語られる理由は、それが「わかりやすいから」だ。でも現実の投資は「割合を決めること」ではなく「何をどの順番で持つか」という優先度の設計が命だ。順番さえ正しければ、割合は後からついてくる。

FP(ファイナンシャルプランナー)の勉強をしていると、リスク許容度・投資目的・時間軸を整理することの大切さを学ぶ。でも教科書的なフレームより、「生活防衛資金が先、運用は後」というシンプルな順番を体で覚える方が、よっぽど実戦では役に立った。

結局「自分が心地いい割合」が最強の答えだった【資産配分のゴール】

息子の夜泣きで起きた深夜2時、スマホで楽天証券の画面を開くのが俺の日課になっている。含み益が増えてれば少し安心する。でも「これで老後は大丈夫か」という不安は消えない。

だからこそ、自分のリスク許容度に正直でいることが大事だと思っている。誰かが「これが正解の割合だ」と言っても、それで夜中に眠れなくなるなら合ってない。

✅ 現金:生活防衛資金として6〜12ヶ月分(絶対に動かさない枠)

✅ 国債:数年後に使う予定の待機資金(元本保証・インフレ対策)

✅ 投資信託:毎月1万円からでも老後向けに積み続ける(オルカン・S&P500)

✅ 個別株:防衛資金+投資信託が軌道に乗ってから(配当でキャッシュフローを作る)

✅ 金:配当を生まないため俺のポートフォリオには入れない

✅ レバレッジ:ローンあり・子育て中の俺には完全にNG

繰上げ返済とiDeCoの優先順位についても同じ「順番」の考え方で整理したことがある。気になる人はこの記事を読んでみてほしい。弱小電気工事士の俺がローンを抱えながら出した一つの答えが書いてある。

自分のリスク許容度を正直に把握すること。それが全ての資産配分の議論より先に来る。「誰かが言ってた最強の割合」より「自分が眠れる割合」の方が、長期的には圧倒的に続く。

🐾 ごはん!ごはん!…こっちゃんはいつもリスク許容度ゼロで欲望に正直だよな。

今回の話をベースに、実際の俺のポートフォリオの割合と、5000万ローンを抱えながらどう資産配分を組んできたかの生々しい体験記はnoteで公開している。生データをそのまま載せているので、自分の資産配分の参考にしてほしい。

5000万ローン持ちパパの実際の資産配分を全公開 ▶

俺が読んで本当に役立った「お金の教科書」を紹介する

資産配分を真剣に考えるようになったのも、まずお金の基礎知識を本で叩き込んだからだ。現場への移動中や、深夜の息子の授乳タイムに少しずつ読んだ。

特に初心者にまず読んでほしいのがこれだ。現金・投資・保険・節税の全体像が一冊で整理されていて、資産配分を考える上での「地図」になった一冊。弱小電気工事士の俺でも読み切れた、本当に読みやすい本だ。

楽天ルームにも投資の勉強に使ったおすすめ本をまとめている。気になる人はぜひ覗いてみてほしい。→ 楽天ルーム(育パパの愛用品まとめ)

投資を始めるなら口座開設が最初の一歩【資産配分を実行するツール】

どんなに資産配分を頭で考えても、口座がなければ何も動かない。俺が使い続けているのは楽天証券だ。楽天ポイントで投資信託を積み立てられるし、使いやすさも初心者にやさしい。まだ口座を持っていない人はここから始めてみてほしい。





【免責事項】本記事は情報提供を目的としており、特定の投資・金融商品・サービスへの勧誘を目的としたものではありません。投資にはリスクが伴います。最終的な判断はご自身の責任でお願いします。また、記事内の情報は執筆時点のものであり、将来の結果を保証するものではありません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました