一条カーポートEV電源先行配管の全手順

一条工務店カーポートEV電源|電気屋施主が先行配管を仕込んだ理由

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一条工務店でカーポートにEV用電源を仕込むなら、埋設配管だけ先行で通しておくのが正解だ。今EV車を持っていなくても関係ない。

電気工事士として現場を10年近く見てきた俺が、新築時にこっそり仕込んだ「将来への伏線工事」を話す。

知らないまま家を建てると、後から数十万円の外構やり直しが待っている。弱小電気屋の俺が実際に打ち合わせで戦った話だ。

緑地に設置されたEV充電ステーションのイメージ

カーポートと家が離れている家の「充電地獄」

まず正直に言う。俺は今もガソリン車派で、EV車を買う予定は今のところない。

それでもカーポートへの先行配管を新築時に絶対に入れた。理由はシンプルだ。

カーポートと家がちょっと離れてる間取りで、壁にコンセントだけ付けても意味ないやろって。毎回充電ケーブルを引っ張るのが目に見えてたから。

想像してほしい。EV車を買った。充電のたびに家の壁からカーポートまでケーブルを這わせる。

雨の日も、深夜も、眠い朝も。これを毎回やり続けられる人間がどれだけいるか。

⚠️ 「壁にコンセントだけ付けておけばいい」は、カーポートが家に隣接している間取り限定の正解だ。離れている場合は、毎回ケーブルを引っ張る生活への片道切符になる。


実家の駐車場で見た「後付けカーポート」の地獄

ちょっと待ってほしい。ここ、正直かなり重要な話をする。

実家の話だ。駐車場をコンクリートで固める時、まだ高校生だった俺は親にこう言った。

今のうちに駐車場まで配管だけ通しとかん?カーポート付ける時、絶対いるようになるで。

「お前その時高校生やろ」。何を言っても、そのひと言で終わった。そのまま何もせずコンクリートを流した。

5年後、実際にカーポートを取り付けた。当然、電源はない。

物損事故のリスクもあるから、暗い時間帯を照らす照明がどうしても必要になった。太陽光式の照明も提案したが、値段を理由に却下された。

残る手段はコンセントから電源を引くことだけ。外壁に1個だけ付いていたコンセントは、それだけですぐに容量オーバーで潰れた。

夕暮れに明かりが灯る住宅とガレージのイメージ

埋設配管を通そうにも、土がすでに硬すぎて人力では掘れない。はつり機が必要だが、それを借りる金は出したくないと言われた。

結局、カーポートの天井にケーブルを這わせる案になった。部材ひとつ追加するだけで文句が出る。だったら自分でやれと言って、業者に丸投げした。

そして業者が敷設した「埋設配管」は、土間から浮き上がっていた。ケーブルは剥き出し。本来30〜60cm以上埋めるべき深さも無視されていた。挙句、その業者は無資格だった。金を払ってこの仕上がりかと、正直呆れた。

コンクリートを流してしまった駐車場は、もう埋設配管ができない。この一件でこりごりしたのか、今の親はもう「電気工事は二度とやらん、好きにせえ」としか言わなくなった。

🐾 高校生の頃から言ってたのに、聞いてもらえんかったんやね

先行配管の価値は「今使うかどうか」じゃない。判断できる窓は、コンクリートを打つ前のこの一瞬しかない、ということだ。

だから一条の電気打ち合わせで、俺は一度も引かなかった。実家で見たあの地獄を、自分の家で繰り返すわけにはいかなかった。


一条の担当者との攻防、譲らなかった一言

電気打ち合わせで俺がこの話を持ち出した時、担当者の最初の提案はこうだった。

「将来用に家の壁へ200V配線だけしておいて、必要になったらコンセントを取り付けましょう」

住宅の間取り図面のクローズアップ

正直、向こうも悪気があったわけじゃないと思う。でも聞いていて我慢できず、俺はこう聞き返した。

ここからカーポートにまで毎回充電コードを這わすんですか?って聞いたんよ。そしたら「はい、ここにコンセント付けて毎回這わせます」って普通に返ってきて。

「いやいや、それは違う」。俺はその場ではっきり否定した。カーポートまでコンセントを持ってくる。だからここからは埋設配管にする、と。

💡【知れなかった気づき】担当者を動かしたのは、専門知識でも交渉テクニックでもなかった。「それ、本当に毎回やるんですか?」と生活動線をそのまま言葉にして聞き返しただけだ。理屈より先に「その暮らし方、想像しました?」と聞く方が、担当者にも現実を想像させやすい。

電気の知識がなくても、この聞き方はそのまま使える。「壁でいいですよ」と言われたら、まず自分の生活動線を言葉にして聞き返してみてほしい。


2回路のボックス高さがズレていた話、実際どう直したか

カーポートに持ってきた電源は200Vと100Vの2回路だ。1回路にまとめることも技術的には可能だが、あえて分けた。

用途がまったく違うものを同じ回路に乗せると、片方の不具合がもう片方まで巻き込む。これが現場で染み付いた判断基準だ。

最終図面が上がってきた時、200Vボックスと100Vボックスの設置高さが揃っていなかった。写真で見てもらうとわかるが、本来はこれくらいの差があった。

正直「素人か」と思ったが、電気屋のプライドで黙っていられず、低い側のボックスに高さを合わせるよう指示し直した。

✅ 用途ごとに回路を分けると片方が死んでも片方は生きる

✅ ボックスの高さは低い方に合わせるのが基本。図面のチェックは施主側でもできる

ちなみに配管に入れる予定のケーブルはCV5.5sq-3C(許容電流52A)を考えている。EV充電の一般的な消費電流に対して十分な余裕がある太さだ。


配管に必要な資材とDIYコストの実額

現時点でカーポートの地面の下には配管が通っている。でもケーブルは入っていない。これは意図的な判断だ。

💡 使わない期間が長いほど、ケーブルの絶縁は劣化する。いざEV車を買って「充電しよう」という時に絶縁不良が起きていたら入線からやり直しになる。だから管だけ通して蓋をしておく。これが電気屋の判断だ。

実際にEV車を買うタイミングで用意するものは、CVケーブル(5.5sqか8sq)、EV用コンセント(支持材含む)、自己融着テープ、ビニールテープ、結線道具、圧着工具くらいだ。

費用感を出すと、EVコンセント本体が約6,000円、ケーブルが1mあたり約360円で20m買っても7,200円、雑材が1,000円としても合計14,200円程度でできる計算だ。

ただしこれは第二種電気工事士の資格がある前提の話だ。資格がない人・自分でやる自信がない人が同じことをやると、法令違反にも事故にもなりかねない。ここは正直に言っておく。

資格がない人、または将来使うときにまとめて頼みたい人には、工事費込みのセットで頼んでしまうのも一つの手だ。探してみたら、これがかなり現実的な価格だった。

自分でやれば14,200円、工事費込みで頼めば59,800円。差額の45,600円は「資格・時間・失敗リスク」を丸ごと業者に預ける金額だと考えれば、悪くない選択肢だと思う。

ここまでは配管とコストの話。じゃあ実際、自分の駐車場の形・カーポートの位置によって配管の長さやルートはどう変わるのか。これはあなたの土地の形次第で正解が変わる。

  • あなたの駐車場レイアウトへの当てはめ方
  • 実際に配管を通した時の具体的な失敗談
  • 入線タイミングをもっと細かく判断する基準

14,200円で済むか59,800円払うか、その判断はあなたの駐車場の形次第で変わる。今日読んで終わりにせず、自分の土地に当てはめて考えるところまでやってほしい。

📝 あなたの駐車場ならどうなるか→noteで読む ▶


デスゾーンにボックスを設置した理由

俺の家には西側と北側に「デスゾーン」と呼んでいるエリアがある。日当たりが悪く、外観的にも使いにくい壁沿いだ。

屋外の電源ボックスを点検する作業員のイメージ

ここに200Vの電源ボックスを設置した。北側は道路に面していて盗電リスクもある。車にぶつけられてボックスが潰れたら火災になりかねない。だから西側一択だった。

正直に言うと、電線の長さも設置位置も厳密には計算していない。デッドスペースの中で余っている場所を、玄関側に寄せて選んだだけだ。

玄関側にしたのは、もし将来コンセントを増設したくなった時に、玄関灯の系統から引っ張りやすくしておくためだ。全部を先読みして決めたわけじゃない。

Q.

電気の知識がなくても一条工務店に同じことを頼めますか?

A.

頼める。「壁でいいですよ」と言われたら、自分の生活動線をそのまま言葉にして聞き返すだけでいい。厳密な計算より先に、その一言で流れが変わることがある。

外構の電気まわりで人気の商品も、この機会にチェックしておくと打ち合わせのイメージが掴みやすい。


新築時にやっておく意味・後からやると取り返しがつかない

実家がそうだったように、コンクリートを流してしまった後の駐車場はもう埋設配管ができない。判断できるのは今しかない。

先行配管に技術的なデメリットはほぼない。強いて言うなら、一条の担当者にこの話を通すまで、電気打ち合わせのたびに同じ主張を何度も繰り返す必要があったことだ。時間と気力は確実に削られた。それでも、実家と同じ後悔を自分の家で繰り返すよりはずっといい。

壁だけでいいと押し切られていたら、今頃俺は実家と同じように、暗い駐車場でケーブルを引きずっていたはずだ。今は配管の蓋を開けるだけで、EVを買った日から迷わず充電できる。

これはカーポートに限った話じゃない。壁掛けテレビの配線を完全に隠した工事も、同じ発想だ。

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つまりカーポートのEV配管も、壁掛けテレビのPF管も、根っこは全部同じ考え方だ。「今は使わないけど、通路だけ先に作っておく」。これが電気屋施主の家づくりの核心だ。

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季節柄、こういう外構・電気系のDIY資材は梅雨明けから需要が増える時期でもある。夏の日差しの中で外構工事をするなら、今のうちに部材だけでも見ておくと動きやすい。


電気の話だけじゃなく、新築の間取り・仕様全体で「後悔しない選び方」を知りたい人は、SUUMOの新築購入者アンケートに答えるだけでも視野が広がる。俺は建ててから知って、正直悔しかった一つだ。

これから一条で打ち合わせを控えている人は、電気の話も含めて先に相談しておくと、俺みたいに何度も同じ話を繰り返さずに済むかもしれない。

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まとめ:新築時の電気工事は「先手」が全てだ

✅ カーポートと家が離れているなら埋設配管の先行が正解

✅ ボックスの高さは低い方に合わせる。図面チェックは施主側でもできる

✅ ケーブルは使う直前に入線する。DIYなら約14,200円、工事込みなら約59,800円が目安

✅ 電線の長さ・設置位置は厳密じゃなくていい。将来の増設余地だけ意識する

一条工務店の電気打ち合わせは、知識があるほど有利になる。5000万円のローンを背負いながら、弱小電気工事士の俺が現場で培った判断を家づくりに全部ぶつけた。

実家の駐車場で見たあの地獄を、自分の家では繰り返さずに済んだ。それだけで、しつこく食い下がった甲斐はあったと思っている。この記録はこれからも書き続ける。

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